あらすじ
予備校生、高村小夜が一人暮らしのアパートで殺害された。出入りが目撃された中年男性が捜査線上に浮かぶ。心の動きに捜査の主眼を置く下谷署の目黒は、小夜を知るにつれ、援助交際の線を捨てて事件に迫った。小夜が歌に詠んだ故郷、京都府の山村で目黒が掴んだ事実とは。哀しい真相が隠された、切なさ溢れるミステリー
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Posted by ブクログ
最後の結末は途中で想像ついたけど、まさかと思ってたら本当に思った通りで驚きました。もうただただ小夜が不憫でならなくて、でも登場人物の背景にある心情に寄り添う感じが好きでした、もう一度読み返してみたらもっと寄り添えて読めて面白いかも!最後の方の小夜とのお別れの場面は感動。殺される前までの小夜視点の心情?とかの記述がある方が良かった!もっとなけますね
Posted by ブクログ
登場人物の考えていることが丁寧に描写されていて没入感がとても心地よかった。
最後の解決の部分はページを捲る手が止まらなかった。
話もわかりやすくとても読みやすかった。
小夜と好恵の関係がとても複雑で、本の言葉を借りるならボタンの掛け違えでとても切ない結末になってしまったなと思った。