【感想・ネタバレ】銀糸は仇花を抱くのレビュー

あらすじ

佳雨は色街屈指の大見世『翠雨楼』の売れっ子男花魁。恋人・百目鬼久弥との逢瀬を心の支えに裏看板として人気を誇っていた。だが百目鬼の見合い話の噂を聞いて動揺し上客の不興を買ってしまう。恋に惑う佳雨を心配した楼主は百目鬼を出入り禁止にする。一方、百目鬼が行方を探している骨董が、佳雨を水揚げした鍋島の手元にあることがわかり!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

仇花シリーズ4巻目。
ここにきて攻の見合い話か……と遊郭にありがち設定にちょっと残念な気持ちがしたんですが、結構たのしく読むことができました。
気丈で聡明な受が、見合い話に動揺して気持ちが揺れ動いたり迷ったりとぐるぐるしたりする描写が新鮮でした。
そしてそこで悲観的になったりせずに、攻からの手紙によって失いかけた矜持を取り戻したりするのは流石。
抜群の安定感で読み進めていけます。

で。
このアダルトカップルのしっとりすぎるムードの中にあって、希里の存在がすごく良い味を出してます。

0
2012年05月06日

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