【感想・ネタバレ】貧楽暮らしのレビュー

あらすじ

いくらお金を稼いで貯めても生きる喜びにつながらなければ意味はない。潤沢なお金がなくても、日々をいかに楽しく暮らすのか。それが「貧楽暮らし」。著者の三人の子どもたちは自立へと旅立ち、四半世紀続けた地域誌『谷中・根津・千駄木』は終巻を迎えた。変わらずあるのは生まれ育った東京の古い寺町の四季と仲間たち。著者自らのターニングポイントをみつめたエッセイ集。

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Posted by ブクログ

「女三人シベリア鉄道」を読み終わったらなんだか寂しくて、もっと森まゆみさんの作品を読みたいなと思い、エッセイを。以前に「寺暮らし」を読んでいるけれど、あまり覚えてない……。
この「貧楽暮らし」も日常のいろいろなことがさらさらーと書かれていて、読みやすいしおもしろいけれど、あくまでさらさらーと。読んだら忘れてる(失礼)感じだけど、読んでいるときにここちよいのでいいのです……。
森さんと言えば「谷根千」の地域誌をつくり、地域的、社会的な活動をしている、という印象なんだけど、もっと評伝の仕事について詳しく知りたい、と思った。なぜ評伝を書くようになったかとか、どんなふうに調査してるかとか普段どんな本を読んでるかとか。
これから森さんの評伝もいろいろ読んでいくつもりです。

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2012年07月09日

Posted by ブクログ

東京を離れてだいぶ経つが、谷根千近隣に住んでいたこともあって、森さんのエッセイを読むと東京の空気を思い出す。私にとっての東京は、路地と坂と古い寺社の街だ。相変わらず、ちょっとつっけんどんな感じもする簡潔な文章が、根っからの記録者という印象。巻末に娘さんが一文を寄せているが、内容は容赦がなくて壮絶。「家族」から見た森さんの別の一面が覗けて「物書き」の家族はやっぱり大変なのだなあ、と納得する。

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2011年04月19日

Posted by ブクログ

著者の名前から上品な、知的な方と想像していた。が、子供を育てるおおらかさにびっくり。けっこういい加減でありながら、町の歴史はきちんと整理して押さえられてて、作者のイメージ像が変わった。

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2010年11月11日

Posted by ブクログ

ちょっと期待しすぎた感があった。幻滅したわけではないが、何かをふりかざしすぎちゃいないか?娘さんが書いたあとがきには現実感があって、身につまされ、不覚にも、涙してしまった。

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2011年09月26日

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