あらすじ
第6回『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞作。選考委員(岩井志麻子、京極夏彦、高橋葉介、南條竹則、東雅夫)一同感嘆。昭和の日本を舞台にした作品を中心に、異形がうごめく中になつかしさと美しさがきらめく怪奇幻想的な作風。受賞作に書き下ろしを加えた全6編収録。岩井志麻子氏「この気持ち悪さ、不気味さは、私のなかで一番でした」(選考会リポートより)
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Posted by ブクログ
第6回『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞作。
6編の短編集ですが、全体的に不気味で奇妙な不安定さが漂う作品です。
やはり表題作が一番良かったです。
懐メロのチョイスがまた絶妙な気持ち悪さを演出している。
でも何故か可愛さも感じてしまうという矛盾。
このバランスが妙に心地好い。
『豊漁神』も良かったです。
文体が好みなので、次作も楽しみです。