あらすじ
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40億年の生命の歴史のなかで、確かに地球に生息した奇妙な動物総勢113頭、オールカラーで大胆復元。おもしろイラストで見るスペクタクル古代生物史。
感情タグBEST3
面白い
ざっくりと知識を得る資料と空想図鑑みたいなバランスが面白い。
また、大きさの比較対象で女性が描かれているのも面白い。
(過激とかいやらしい感じは皆無ですが、不愉快に感じる人もいるらしいです。)
続けて続刊も購入しました。
Posted by ブクログ
恐竜図鑑はとてもメジャーな図鑑になっているし
恐竜が好きな人・子どももたくさんいる
この本は 恐竜だけでなく
古生代の生き物から
人間によって絶滅させられた動物まで
長い時間を扱っている
著者が 古生物イラストレーターで
自分で描いたイラストというのも いいし
学者でないせいか コラムや動物の説明も
簡単で分かりやすい
一つ難点は、大きさの指標として描かれている人物が
なんとも 今風のギャルで・・
なんだか異和感がある
恐竜好きの子どもたちは
別に気にはしないだろうけど。。。
Posted by ブクログ
爆発的に多様な種類の生物が誕生した
5億年前のカンブリア紀から現代までに絶滅した
興味深い生体構造をした生きものを113種、紹介するイラスト図巻。
紹介されている生物が現代に近づいてくると、
まだ現代に生きている生きものに形状が近かったりし、
眺めていてファンタジー感くらいの感覚を受けるくらいなのですが、
何億年前だとか、何千年前だとかの生きもののイラストを眺めると、
まったくそこに可愛げを感じず、
人間がそもそも持っている感覚であるバイオフィリア(自然、生きものを好む性向)
が働かず、バイオフォビア(自然、生きものを嫌がる性向)のほうが発動します。
獰猛で凶暴で、知性を感じないというか、
まったく話し合えそうにない感じが怖いんだと思います。
しかし、恐竜にせよ、絶滅した魚類にせよ、
化石から、その生物がどうやって獲物をとらえていたかだとか、
生活していたかだとか、歩き方もそうですが、
いろいろな事実や仮説を導き出しているのはすごいなあと思いました。
古生物学者たちっていうのがいて、
いろいろ考えたり分析したりして、
この生きものはこういう生活をしていた、と判定してきた。
また、現代が含まれる第四紀では、
人間による絶滅がほぼ絶滅の理由になっている。
これまで地球生命は、7割から9割の種が死に絶える現象を5度、
つまり5度の大絶滅(ビッグファイブ)を経験してきているそうですが、
それはどれも気候が原因だったり隕石が原因だったりするようなんです。
けれども、現代の、
6度目の大絶滅とも呼べる生命種の大きな減少傾向は
前述のとおり、人類が原因。
きわめて異質な大量絶滅期に入っている、と著者は述べていました。
これこそが人類の傲慢なところだよなあ、
とこういうことを知ったときには、重く感じますよねえ。
恐竜の幼生くらいならペロリと呑みこんでいたと推測される大きなカエルだとか、
13メートルを超える大蛇だとか、
体重が一トンのネズミだとか、
そういうのも出てきます。
実際に存在していたのだと考えると、
世界を認識する脳の部分が揺さぶられるような感じがしておもしろいです。
Posted by ブクログ
読書録「絶滅した奇妙な動物」3
著者 川崎悟司
出版 ブックマン社
P41より引用
“それほど危険性があるわけではなく、ヒトに多大な害を及ぼす
わけではないにもかかわらず、ゴキブリは、黒光りするその体色、
長い触覚、トゲトゲの脚、垂直の壁でも素早く走りぬける機動性、
停止しては突然走りだす予測不可能な動き……。そんなこんなで、
生理的嫌悪感は絶大だ。”
古生物研究家である著者による、化石の写真等をもとに描いた
復元予想画を使い紹介する一冊。
ドレッドヘアのような軟体動物から20世紀に入ってから絶滅し
たリョコウバトまで、オールカラーで描かれています。
上記の引用は、ゴキブリ、カマキリ、ナナフシの共通の先祖と
言われる生物を解説する項での一文。タフで増えやすいというこ
とは、将来食糧難に陥った時に、人類を救う食糧になるかもしれ
ません。もう少し扱いが良くなっても、いいのではないでしょう
か。あまりひどい扱いをしておくと、しっぺ返しを喰らうかもし
れないという可能性は、「テラフォーマーズ」を読めばあり得な
い話でもないかもなと思ってしまいます。
ヒトの手によって絶滅した動物たちを見ていると、結局お金の
ために絶滅しているような気がします。食べるためだけに獲って
いるのなら、そんなにむちゃくちゃに減ることも無さそうに思い
ますが。現代は冷凍技術があるため、とれる時に獲って保存でき
るので、食べるためであっても獲りすぎてしまいそうですが。
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