あらすじ
10年余りで国内有数のMBA教育機関を作り上げた著者の経営と人生を綴る。ハーバードビジネススクール留学やグロービス設立などについて新たな視点を加え語る。
【主な内容】
新版刊行に当たって/はじめに/謝辞
第1章 ハーバード・ビジネス・スクールへの留学
第2章 吾人の任務
第3章 創業と歴史
第4章 グロービス・ウェイ
第5章 MBAを創る
付 録 コラム集
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
経営大学院での学習における心構えで、以下2点気持ちを引き締められた。
1. ケースメソッドへの向き合い方
ケースの文章から答えを探すのではなく、
自分なりの問いと、環境分析を行う。そして、その企業の問題点と解決方法を考えるという、経営者としての疑似体験を行うという意識が重要。
2. クラス受講の心構え
クラスの中で、講師から答えが与えられるという甘い期待があった。もともと正解なんてない。正解がない中で、クラスメイトのディスカッションによって、納得解を見つけていく。実際の経営の場面でも、一人で決めることはせず、関係者を巻き込んだ議論で意思決定する。そういうつもりで、クラスでのディスカッションに臨まなければならない。
Posted by ブクログ
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1.この本を選んだ目的
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学校の課題で読む必要があったので。
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2.概要
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グロービス経営大学院の創設者である堀義人さんの学生時代から、グロービズを成長させたところまでのお話。
堀さんは繰り返し振り返りとか、立ち返りを行っていて、自分について、何度も見直している姿が伝わってくる作品になっています。
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3.感想
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グロービスでは志の授業を重視しており、知識だけではなく、どのように生き行くかを、しっかり導き出すことが、経営者および人生において重要であることを伝えています。
この本を読むだけでも、しっかりと自分をみつめて、どのように生きていくべきかを考えなければいけない!という気持ちにさせられると思います。
ほんと、未来にハシゴをかけるとか、目指すものが見えていないとダメだとか、将来ビジョンの明確化は、当たり前のように言われることではありますが、それがなかなかに難しいんですよね。
その目指すものと向き合うことは、たくさん頭を使うし、自分の過去と向き合うことが面倒だったり、見たくない面を見ないといけなかったり、ほんと、疲れる作業なんですよね。
なので、多くの人は、これができていないと思います。
一度だけの人生、どう生きていくかは、しっかり考えて、結論を出していくことで、よりよい人生を謳歌したいですね。
私は、ほんと、苦手な作業。
のほほんと、今だけ生きていきたい。
おバカな私は、考えていくことが、ほんとに辛い(笑)
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4.具体的にどのような点を学習したか?
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自分と向き合わないといけないことを痛感しました。
堀さんのように好きなことをやることに全力を注いでいく人生もまた面白いと感じます。
任務というと重いイメージですが、自らと向き合い、自分の価値観とか、やりたいこととか、できることとか、いろいろな観点で考えることで、やるべきことを見出していく必要があることを学びました。
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5.具体的にどのような行動をするか?
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まずは、ライフラインチャートをつくって、じぶんがよいと感じたものを振り返ってみます。
そして、自分の価値観とか、指針となるものを、たくさん列挙していきます。
そして、次に迎える50代のプランを考えます。
仕事、家庭、だけではなくて、より多面的に活動していきたいと思っているので、複数の道を進んでいくビジョンを打ち立てたい。
さらに、人生80年プランとして、収入を継続して得ること、そのために必要なことを、自分の価値観とか、やりたいこととかと、がっちゃんこして考え、健康、若さまで、継続するためのシナリオを作っていきたい。
まぁ、みんな、頑張りましょう。
そんな活動が誰かのためにつながっていくことを期待して。
Posted by ブクログ
グロービス経営大学院の学長である堀さんが書いた自叙伝。
ハ-バ-ドビジネススクールに留学する前の商社時代から帰国後にグロービス経営大学院を経営するようになるまでが描かれている。
グロービスは今や毎年の国内 MBA入学者数2000人のうち、1000人を占める巨大な学校である。
各拠点校舎の設立と共にオンライン授業も充実しており、国内国外問わずどこからでも学ぶことができる。
また、能力開発、人的ネットワークの形成、志の醸成という3つを教育理念に掲げているユニークなビジネススクールでもある。
卒業生にはメルカリの創業者やハルメクの編集長もいる。
各企業での研修実績も多数あり、名実ともに国内ナンバー1のビジネススクールになりつつあると言えるだろう。
そんなグロービスを創業して大きくするまでの経緯がこの本には描かれているわけだが、この本が書かれたのが15年以上前だということにも驚く。
堀さんはダボス会議にも毎回参加していると聞くが、最先端で学びその後も最先端に居続けて日本や世界の教育に尽力されていることがよくわかる。
予言書に近いと思わせるような記述も散見される。
ぜひ、「想像と変革の志士たちへ」と合わせて読んで MBAを学ぶことがどういうことか、 MBAを学んでどんなことをすれば良いのかを考えてほしい。
そして自分なりの「吾人の任務」を見つけて人生をかけて何をすべきかを考えてほしい。
Posted by ブクログ
堀さんの本を読破
可能性を信じる!!
この言葉に尽きるのかも。自分の可能性、周囲の可能性。生きるって可能性を信じ続けることかな。
・なかなか「やりたい仕事」は見つからない。これを探し求めるには、様々な疑似体験と経験が必要だはと思った。
→インプットがなければ、アウトプットは得られない。やりたい仕事も同じ。
Posted by ブクログ
「吾人の任務」は、グロービス堀学長の御祖父様の若き日々の使命を記した追悼集からつけられたタイトル。そして、孫である堀学長が自らのミッションを綴ったのが本書です。
堀さんのHBS留学、グロービス創業の理念がご自身の言葉で等身大に語られていて、日本人としてアイデンティティを持ちながらも、日本という枠組みのみならず、世界やアジアという枠組みで考え行動するに至る思考プロセスを知るにつけ、読んでいるだけでアツくなります。
しかも、こんなにもすごい人なのに、意外にも留学時は明確なゴールを設定していたわけではなかったところなどかえって共感してしまいました。もちろん、そこからの気づきや思考の深さ、ダイナミックな行動力など非凡なのですが。。。
本書を読んで、一番印象に残ったキーワードは、「可能性を信じる」ということ。そして、最後の章(コラム)中のマイケルポーター氏との日本経済に関するディベートはすごい!!用意していた原稿を捨て、真っ向から異論を唱えたライブをぜひ生で聞いてみたかった。
Posted by ブクログ
大企業で働く合理性とモヤモヤ、正にワタシが、現在感じていることと丸被り
グロービス社名の由来、創業者自ら360度評価を受けているとのこと(❢)厳しさとやり甲斐の塩梅や、高評な社員旅行が興味深かった
Posted by ブクログ
可能性を信じ切る
この本を読んで一番感じたこと
堀さんも人間 はじめから大きな志があったとかではなく
やはり可能性を信じ切れずに右往左往
でも、あるときから可能性を信じ切る事をやりだして
自分も周りも大きく変わりだした。
自分に置き換える。
まだまだ、自分の可能性を信じきれているか?
微妙である。
可能性はあると信じて前に進んでいるが
途中で挫折したり、これぐらいって思ってしまったり
そして、できなかった時に出来なかった理由を自分以外に向けてみたり・・・・
可能性を信じ切る
そのために自分にある可能性をしっかりと見つめる
改めて考えなおしてみたいと思った
Posted by ブクログ
グロービス経営大学院学長堀義人著。
この前面接行った担当の方に頂いた本。
グロービスのビジョンを確認してくれということで。
一言で言うと、ハーバードの大学院で学んだことケーススタディにすごい刺激を受けたので、日本でも経営に関しての「ヒト・モノ・カネ」のプラットホームを作りたいということで作った会社だよっていう。
MBAで一番学んだのは可能性を信じるということだと。
留学前からグロービスを作るにあたってずっと自分との対話を続けてる姿勢。
なんなんだろ、すごいこのタイミング(就活中)に読んでよかったと思える本。
Posted by ブクログ
等身大で考えてきたことが描かれていて、非常に有意義だった。
「アメリカでは、なぜ大企業につとめているのか、企業家やプロフェッショナルとしての生き方が当然」
「どうやったら会社を0から創り、成長させることができるのか。起業財務論、起業組織論、起業経営論をすべて学んだ」
非常に愚直で自分で行動し、学び、次に生かす、ということをグローバルな舞台で愚直にやり遂げてきたスタンスが見て取れた。たぶん自分にすごく近い。頑張ります。
Posted by ブクログ
タイトルの通り、Globis創設者の堀さんが、Harbard business schoolで学び、Globisを創る軌跡を綴った一冊。教育という、イノベーションが起きにくい業界で恐らく初のイノベーションを起こした人物の生き様を知るには最適な一冊
Posted by ブクログ
堀義人がHBSで学び、そこからどうグロービスを作ったのかが描かれている。
何より響いたのは、冒頭から一貫して語っている「可能性を信じる」ということ。これが全ての原点となっている。
Posted by ブクログ
・最初から不可能だと決めつけられるようなものはいっさい存在しない。
・まず可能であると考えてから、自由にアイディアを出し合う。筋が良いアイディアがあったら、足りない資源(ヒト、モノ、カネ、時間、情報)を列挙して、プランが実行可能かどうかを真剣に検討する。
・誰がやっても結果がさほど変わらない案件を行うのは、大変辛いものだ。
・危機感をあおり、「なぜ学ぶのか」を認識してもらう目的で「5つの力分析」を行った。(売り手の交渉力、買い手の交渉力、新規参入の脅威、代替品の脅威、業界内の競合他社)
・結局何がしたいのか?
・日本の教育は原則レクチャー型で一方的に教えることが基本であった。GMSでは原則すべてケースであるため、「考えさせる」ための適切な質問を投げかけることができることが重要であった。「教えよう」としてはいけない。質問を通して「考えさせる」ことが重要なのである。
・組織学習を通して、クライアントの競争力強化を実現する人材・組織開発のパートナー
・設定しているドメインは、あくまでも「経営(マネジメント)」である。経営の領域をいっさい離れようとはしない。
・起業家ががんばる理由「自分の可能性があるにもかかわらず、十分に能力を発揮できずに目標が達成できないのが悔しいから」
・ひとまねは一切しない。常に独自性のある展開を図りたいと思っている。同業他社を意識するな。僕らが意識すべきなのは、「顧客のニーズ」と「僕らの理想としている姿」のみである。
・ディスカッションも、なれたスタッフが多ければ、前期プロセスのうち明白な部分は省略できるので、意思決定がさらにスムーズに進む。個人能力が高い人間が、共通言語を使って、計画を立案すれば、アクションも確信を持ってできる。
・自らの生きていくビジョンは何か
Posted by ブクログ
グロービス設立のサクセスストーリー(と書くと「まだ途中だ」と怒られてしまいそうだが)。
どういう思いでグロービスを設立し、今に至っているのかよく分かる。
この本の初版が出てから10年、順調に成長しているように見えるが、どんどん大きくなる会社に対して、どこまで起業したときの思いや、やり方を維持できるのか、期待も込めて注目したい。
Posted by ブクログ
今読んでいる会計の教科書が中々読み終わらないので、
ちょっとしたブレイクにグロービス堀さんの起業本を読む。
ハーバードへ留学して、そこでベンチャーという生き方に出会い、
グロービスを立ち上げるまでの起業物語。
もう少し詳しく堀さんの半生を書いて欲しかったというのが
個人的な感想ですが(特にハーバード留学の場面)、
それでも堀さんの熱い思いが
本からむさ苦しいくらいに!?
出ていて共感できます(褒めてます)。
自分もアツい思いを持って、
仕事に人生に取り組みたいと思わされました。