あらすじ
物の修理が得意な骨董品屋生まれの高校生・物部惣一は、ある日、クラスメイトの月野原鞘音が「他人に不幸を撒く力」を持っていることを知る。その呪いのような力を持つがために、他人と距離を置き、空虚な表情を浮かべる鞘音の姿を見た惣一は、彼女を救いたいと思う。そんな時、惣一へ祖父から古い茶釜が届く。その正体は付喪神(つくもがみ)という、道具が精霊と化したものだった。幼い少女の付喪神に「つくも」と名付けた惣一は、彼女が持つ“お茶で心をもてなす能力”を使い、鞘音を救うべく動き出すが…!? 第12回スーパーダッシュ小説新人賞優秀賞受賞作!
...続きを読む感情タグBEST3
お・も・て・な・し
面白いですね。世界観(和風)も良く、キャラも魅力的で、あっという間に1冊読んでしまいました。つくもちゃんて、あの茶釜なのか・・?さて、次の巻を読むかな・・
Posted by ブクログ
「〜賞受賞!」なんてのは自分には合わない事が多いけど読んでみるとなかなか、というSD小説新人賞受賞作品。
真新しさはないもののスピーディな展開とブレのない文体は読みやすく新人とは思えないほどの完成度の高さ。本当のヒロインは鞘音なんだろうけどつくもに癒されてます。
物にも魂が宿るということを改めて感じさせてくれる良作でした!
Posted by ブクログ
文学オタクっぽい文体が慣れるまで読みにくいけど、軽薄なキャラでも良質なお話になってる。
主人公がよいコだからかな?
シリーズ化出来る材料がいっぱい。
Posted by ブクログ
使える物は直して使う、がモットーの主人公。
ある日帰宅したら、祖父が置いて行った付喪神の茶釜が。
もしやある意味擬人化では?! と思ってしまうのは
主人公の友人の性格があれだったから、でしょうか?
クラスメイトの不幸少女を救うために頑張った主人公。
したらば、出るわ出るわ、な付喪神達。
これだけ至近距離にいるのにもびっくり、ですが
攻撃してくるのもびっくり。
皆様、ご主人を愛してますね~w でした。
なんにせよ、無理強いはいけないよ、という
青春ものでしたけど、主人公の付喪神が可愛い。
あれがあれになるとか…どういうメカニズムですか? と
聞きたくなる幼女です。
全員、自分の性格にあった付喪神でよかったね、ですが
一部別方向で不幸な気がしなくもないですが…。