あらすじ
『携帯電話はなぜつながるのか』5年ぶり、待望の第2版が登場!スマートフォンで注目されている最大100Mビット/秒の高速通信技術「LTE」も追加して解説しています!携帯電話は居場所のわからない相手を瞬時に見つけ出し、電話をつないだり、メールを送ったりします。移動しながら電話をしても途切れません。こんなことができるのは、通信中も通信していない時も、携帯電話端末や交換機など数多くの装置が連携し合って周到に準備しているからです。本書では、第3世代携帯電話(W-CDMA方式)と第3.9世代のLTE方式を中心に仕組みを解説。携帯電話の基本が身につきます!
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Posted by ブクログ
なるほど、携帯電話というサービスってこんな風に提供されているんだとただただ感心するばかり。
回線交換とパケット交換の棲み分けや、高速化・高品質化のための緻密で工夫の詰まった要素技術、サービスを提供するためのアーキテクチャと今後の方向性、全てがシステム屋としてとっても参考になった。
今やオーバーラップする部分が日増しに増えている携帯電話サービスのネットワーク。その概要を吸収できたことで、本来理解しておかねばならない(でも心もとない知識しかない)PCがらみのネットワーク側も見通しが良くなった気がする。
Posted by ブクログ
携帯電話が通信できるメカニズムが体系的に学べた。本書のように体系的かつ初心者でも理解できる形の書籍があまり見つけられなかったので、貴重な存在であった。
Posted by ブクログ
携帯関連の資格をとるにあたり活用しました。
だいぶ専門的な内容も含みますが、基本的な用語から具体的な技術プロセスが網羅されていました。
5G以降の技術革新後の構造解説としてよ改訂版も期待しています。
Posted by ブクログ
音声通信、データ通信の詳細なフロー図が描かれた、非常に親切な内容。基礎知識とのことだが、一読で理解するには歯ごたえがありすぎる。後で知りたい箇所を都度都度参照できるよう手元に置いておきたい。2007年が第1版、こちらの第2版が2012年とのことで、そろそろ、5GとかIOTにもフォーカスした第3版希望!
Posted by ブクログ
携帯電話の技術について専門用語を使い、基本的な内容から説明している本だが、携帯技術の全体像をイメージでつかむというよりは、各々の携帯の技術書につなげる本であったと思う。内容的には高度な部分も含むと思う。
内容は、音声通信として2章、データ通信として3章などで説明しているが、類書を読んで全体像を読んでから本書を読んだ方がよいと思う。
逆に言えば、携帯技術の専門家を目指すのであれば、良書ではないだろうか(自分は異なるが・・・)
Posted by ブクログ
アンテナが3本立っているのにつながらないのはなぜ?といった疑問に答えられるようになる本です。
携帯電話のアンテナは、受話器やマイクの近くに設置しているのでその辺は手で覆わない方がいいよといったTIPSから、第2版ではLTE(Long-Term Evolution)や国際ローミングの話題まで載っています。
本のタイトルからすると、気軽に読めそうな感じがしますが、かなり広い範囲で、専門知識を詰め込んであるので興味が無ければ読み通すのは困難です。
携帯電話やスマフォ関係の接続テストをする人は読んでおいた方が良いでしょう。
Posted by ブクログ
移動体通信初学者はまず読め的な位置づけの本。3G、LTE時代の技術を数式をほぼ使わず文章と絵で解説している。今はもう5Gの時代であるが、こういった10年ほど前の技術を基礎として成り立っている部分も多いので、役に立つ。ただ、数式を使わない分、ちょっと説明文がくどかったりする
Posted by ブクログ
10年前に発行された本。
5Gさらには6Gと言われてる現在において、「3Gの技術を教えます」はいささか古臭いようだが、それでも「なんで携帯電話は繋がるのだろう?」に対する解説、基礎知識としては十二分な良本と思う。帯に記載通り、「10年後も通用する基本」と感じた。
この本を買う前に、KDDI研究所の入所試験に挑んだ(結果は惨敗)のは、個人的には懐かしい思い出。
Posted by ブクログ
携帯電話のネットワークの構成、ホームメモリーの役割
CDMAの仕組み
直交系のコードをかけた拡散
→より多くのチャンネルを使うスクランブル(準直交)
→違うコードの干渉を抑えるためのリアルタイム通信強度制御
→より高速化するためのリアルタイム拡散率、冗長率制御
LTE : OFDM、スケジューリング、MIMO
Posted by ブクログ
身近だがよくわかっていないことも多い携帯電話の仕組みをわかりやすく解説。前半はCDMAなど3Gの話で古いという印象だが、後半にLTEの話も載っている。著者はNTTやドコモなどで研究されていた方々。