【感想・ネタバレ】新訳 赤毛のアン(上) 完全版のレビュー

あらすじ

かわりものの年寄(としよ)り兄妹マシューとマリラは、農場のはたらき手として男の子をひきとることに。でも、孤児院(こじいん)からつれられてきたのは、赤毛でそばかすの11才の女の子アンでした! マリラはアンを追い返そうとするけれど…!? 自然(しぜん)いっぱいの美しい島を舞台(ぶたい)に、夢見る少女がひきおこすおかしな騒動(そうどう)。そそっかしくて失敗(しっぱい)ばかりのアンは、やがてみんなの心に感動をもたらします。泣いて笑ってキュンとする、世界中の女の子が恋した名作を新訳・ノーカット完全版で! すてきなさし絵が54点ものってるのは、つばさ文庫の『赤毛のアン』だけ!

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Posted by ブクログ

たいへん有名な児童文学を、21になって初めて読む。「なんだこのとめどない妄想癖は……」とドン引きしていたのだけど、次第にその振り幅の大きさに惹きつけられていったり。この物語で一番可愛いのはマリラおばさんだけどな! おばさんの笑顔が少しずつ増えていくのが嬉しくてしょうがない。
大きくない島の、大きくない村の大きくない学校と家という大きくない世界がこの世のすべてだと思っている、子供の無垢な愚かしさも生き生きと描かれていて、子供或いは子供時代への慈しみを感じる。けれどマリラをはじめとするおばさんたちも魅力的でかわいい。人間愛ってやつなのかな。

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2015年06月13日

Posted by ブクログ

私が読んだ村岡花子訳の『赤毛のアン』シリーズは省略や誤訳があったと知り、新訳&完全版というこちらを読んでみようと思った。

wikipediaの「赤毛のアン」のページに「主な日本語訳一覧」がある。
村岡花子訳も、2008年以降の版は、お孫さん(翻訳家)によって改訂・補訳されているそうだ。
河合祥一郎訳は『赤毛のアン(本作)』『アンの青春』『アンの初恋』までなので、別の翻訳家さんのものも読んでみたいが、いろいろあるので迷ってしまう。

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2025年05月12日

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