【感想・ネタバレ】就活下剋上 なぜ彼らは三流大学から一流企業に入れたのかのレビュー

あらすじ

二〇一三年春の大卒者就職率は約六七%。三人に一人が就職できないこの時代に、いわゆる三流大学にいながら、一流企業の内定を獲得する学生たちがいる。アルバイト先での意外な人脈作り、大学のキャリアセンターの賢い使い方、本当に身になるインターンシップなど、学校の名前に頼らずに「勝ち組」になる秘訣を明かしながら、偏差値や名前だけではわからない「本当に就職に強い大学」の条件も解説。刻一刻と変わり続ける就活戦線を生き抜き、「やりたい仕事」に就くための、必読の書。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

三流大学(実際には二流私立大ぐらい)から一流企業へ就職した学生の行動や、就職率アップにとりくむ大学を紹介した本。
ここに紹介されている学生たちのすさまじい行動力や発想力、なによりたくましいまでに人と繋がり人脈を築いていく能力に感動。それこそまさに社会人としての能力だと言える。

なかには一流企業を三年以内で退社して起業した者もいて、優秀な人間は、高校から大学までのハンディキャップを跳ね返す力がある。そのいっぽうで、明確に高学歴がものを言う名門企業の採用実績にも触れており、三流大学生のアナタでも大丈夫、などと勘違いさせるつくりではない。

個人的には、センター試験直前に父が亡くなり、医者の道を断たれたにも関わらず、大手通信社に復活戦で採用された学生の話に目頭が熱くなった。大学進学すら厳しい時代、学歴が親の経済収入に左右されてしまう時代、企業は偏見をもたずに意欲、チャレンジ力、誠実さのある若い可能性をひとりでも取り込んでほしい。

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2014年08月28日

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