【感想・ネタバレ】実践IT戦略論のレビュー

あらすじ

業務系システムの導入が一段落し、どの企業も同じような情報システムを整備した後に、さらに新たな効果を生み出すIT活用に悩む例は多い。「ITで競争優位が築ける分野は少なく、すでにコモディティー化しているITへの過剰な投資は企業の収益性を損なう」という見方もあるほどだ。
本書は、こうした現状を踏まえ、600社あまりの日本企業への調査・アンケートを行い、その結果と海外企業の事例調査から「競争優位を実現できる分野で集中的にITを活用して事業を変革し、新たな価値を生み出す」というIT活用のモデルを紹介する。
特に、企業のライフサイクル(起業段階、成長段階、統合段階、分化段階、摸索段階)、業種、企業文化の違いによる分析が最大の特徴となっている。
事例研究では、金融、流通、製造業といった各業種から非IT企業を選び、具体的には「しまむら」「東京海上日動」「コマツ」「パナソニック」「ウォルマート」「ウエルズファーゴ」の例を取り上げる。

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Posted by ブクログ

日経新聞のビジネス書ランキングで2位
これからの企業に求められるIT活用の方法について、野村総合研究所の研究理事が解説する。
約600社へのアンケート調査や、有名企業の事例から戦略のあり方を分析。
事業の変革に向けたIT活用の方針としてIT戦略を策定すべきと指摘するる。

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2014年04月20日

Posted by ブクログ

★事業戦略と変革とIT活用の関係の調査データや、ライフサイクルごとに選んだ企業の同一の切り口による事例分析が載っている。
当然ながらあなたの会社のIT戦略はこうすべきという答えは載っていない。しかし自分で考える際の参考になるだろう。

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2014年01月12日

Posted by ブクログ

前半はマーケティングの概論、後半は事例分析と、あなたはどうする?という内容。

前半はマーケティングの入り口として使えるかも。VRIO、SWOT、3Cなどの簡単な説明と関係が記載されている。

後半はストーリーとしての競争戦略」の超簡易版。

統計は、エラーがないのが気になった。

自分たち(読者)がどこに位置して今後どうしたいか、戦略をどうするか、は自分たちで考えろ、というのは当然。

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2014年01月30日

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