あらすじ
「第一線の開発者が書いた、深くて易しくて面白い検索エンジンの解説書」
―――― 岡野原大輔氏(株式会社 プリファードインフラストラクチャー)
◆地球上のウェブページから「本当に欲しかった情報」と人を結びつけるしくみを解説
情報社会の恩恵を受けるうえで今や欠かせない存在となった検索エンジンですが、そのシステムを支える基本的なしくみや原理についてはそれほどよく知られていません。どうしたら世界中のウェブページの中から、もれなく一瞬で検索できるのか?なぜわずか一言か二言の言葉を打ち込むだけで的確なページを見つけ出せるのか?日頃から検索エンジンを使っているエンドユーザーにこそ知ってほしいとの願いを込めて、数式やコンピュータ用語の代わりに身近なものへの比喩を駆使し、徹底して平易な文章で、しかし妥協なく基本原理から先端技術までを解説しています。
<本書の特徴>
●「もれなく、すばやく、的確に」検索するためのさまざまな工夫がわかる
●「図書館」「本」「ライト」など身近な例で、本来複雑な検索エンジンのしくみがすらすらわかる
●「圧縮サフィックスアレイ」「協調フィルタリング」など先端技術の本質がわかる
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
検索エンジンの仕組みがわかりやすく紹介されています。この本を読んで普段何気なく使っているGoogleがどのようなことをしているのか、どれだけすごいことをしているのかが少しわかるようになりました。
検索エンジンは私たちの身のまわりになくてはならない物になっていますが、その仕組をわかりやすく説明している本はあまりない気がします。この本はその仕組がわかりやすく説明されている貴重な本です。
Posted by ブクログ
元々検索エンジンに対して興味を持っていたので、この本は非常に読みやすくためになりました!!
私のような初学者向けにとてもいいと思います。ですが、わからない単語が多く、それを調べることに時間がかかったり、アルゴリズムの部分が少し理解しにくかったので、、星4にしました。
Posted by ブクログ
検索に関する基本的な仕組み・技術が広く知ることができる点がいい。
<覚えておきたいアルゴリズムや用語>
Boyer Moore法
二分探索法
Trie Memory
Double-Array TRIE
γ符号、δ符号、Golomb符号
Ziftの法則、Heapの法則
転置索引
Burrows Wheeler Transform
ベクトル空間モデル
ページランク
Posted by ブクログ
タイトル通り。理系でない人にも分かるように書いているようで、逆に理系の自分にはわかりにくかった。
ポインタ・ベクトルなどを使えばすぐ分かるような説明など。
Posted by ブクログ
技術をわかりやすく説明するための肝は例えなのに、その例えが難解で逆にわかりづらい。
10年後も通用する基本を身につけるというコンセプトがグーグルという具体例を出すことを阻害しているように見える。
4章の相互投票システムは比較的よかった。もっと詳しく知りたい。
Posted by ブクログ
読者のターゲットが絞りきれていないのでは。
「10年後でも通じる基本」というコンセプトはわかるのだが、あまりにもちょっとしくみを知りたいと思った一般の人向けの解説なのでは。そのくせ範囲はインデックスとその効率化のしくみや、多変量解析的なスコアリングのしくみまでと、わりとマニアック。
比喩も微妙にわかりづらく、どうせならもっと技術的な言葉で説明した本にした方がよいと思う。
あとタイトル日本語的におかしくないですか。「なぜ」というより「どうやって」、もしくは「見つける」というより「見つることができる」では。シリーズタイトルにこだわりすぎな気がする。