【感想・ネタバレ】結婚という決意のレビュー

あらすじ

近年、結婚をめぐってさまざまなことが言われているが、シングル志向がもてはやされる一方で、いまなお多くの人は結婚する道を選び、若い女性のあいだでは依然として結婚願望が根強いように見える。また、独身者で「結婚」の二文字に思いをめぐらしたことのない人はほとんどいないだろう。本書は、結婚生活のすばらしさを説いて、迷っている人を結婚に誘い込もうという意図のもとに書かれたものではない。昔から「愛はすぐに冷める」と言われるように、情熱的な恋愛感情という非日常的なものを、結婚生活でのやりとりという日常的なものに接合し持続させようとしても無理がある。しかし恋愛から結婚を決意するときに、情熱的な感情をひとまずおいて、この人となら日々の暮らしを通してうまくやっていけそうだという感触が得られるなら、その部分は結婚生活の中で活かすことができる、と著者は説く。晩婚化・未婚化の時代に、結婚の意義について再考する一冊。

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Posted by ブクログ

結婚はなんのためにあるのかについて考察した本。
この人のは結構視点が面白いし深く書いてあるから面白い。

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2019年11月18日

Posted by ブクログ

結婚は迷って当たり前。
一緒に住むだけではなく、「わたしたちは結婚します」と周りに宣言するのが結婚。
などが印象的だった。
結婚前に読み、うん、これでいいのかなと思えたり…
結婚とは何であるかがよく考察されてる本。

0
2015年07月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の結婚に際して、期待や予感を誰しもいだくと思う。
また、自分の生き方についてのイメージや理想型を形づくると思う。

重要なのは、
◎結婚生活は絶え間ない努力の連続であること、
◎結婚生活は個人の自由意思だけでなく、個人を取り巻く周囲の現実と、強固に結びついていること、
◎結婚生活は企画の実現過程であるということ、
◎結婚生活は互いの存在を「理想」から、常在的なものに変えるということ(舞い上がりから、地に足をつける)
◎結婚前の不安や心配をどれだけしたって、わからないものはわからないし、起こったら仕方ないものは仕方が無い。しかし、腹がためは必要。


わたしは、結婚をしたいと思う。
だけど、結婚をするなら、周囲に認められるだけの何かが絶対に必要なんだと思っていた。

しかし実際には、そうともいいきれない(必要ないとは言わないけれど、絶対ではない)。
自分を有限化する過程、というのが印象的。


結婚を語ることは難しい。

答えはないけれど、凡庸で普通そのものでもある。

努力しても報われないこともあれば、努力で快方に向かうこともある。

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2014年05月20日

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