あらすじ
残業・休日出勤して、人生を会社に捧げる時代は過ぎ去った。長時間働いても、生産性が高くなければ意味がない。誰よりも「働きマン」だった著者がどのように変わったか、そして仕事と共に家庭や社会にも貢献する新しいタイプの日本人像を示す。衰えゆく日本を変えるには、何よりも私たちの「働き方」を変えることが、最も早道だ。なぜか? その答えは本書の中にある。
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Posted by ブクログ
2009年にすでに発行されていた本書が、もっと浸透していれば、2015年の電通過労死事件のような話は起こらなかったのではないだろうか。
特に興味を持ったのはライフビジョンとプレイングマネージャーの働き方改革。
どんな人生を生きたいか、自分にとって豊かな生き方は何か。
ちゃんと言葉にできるくらい具体化する。できないなら色々新しいことにチャレンジして、経験を積む。
プレイングマネージャーの一番の仕事は、部下の仕事ぶりを見て、躓きを解決し、より生産的にするのが役目。
目から鱗じゃないけど、一番の優先はそこなんだ…!そこでいいんだよね?!と感動した。
祖父祖母世代はお見合いかつ亭主関白が主。
親世代はバブルを経験して、いつかクラウンをキーワードにしたサラリーマン+専業主婦スタイルが多い。
20代30代には目指す家庭のモデルが限りなく少ないのではないかな。
しかも、不景気で男性も低賃金かつ長時間残業の中で、自分たちで探りながら新しいスタイルを産み出すのは大変だと思う。
けど今の働き方改革の流れは好ましい。
(ただ、役員達が部下にいい感じに改善してって丸投げするケースも少なくないのは残念。
そういう方たちこそ直近で親の介護問題にぶつかるだろうし、奥さまに熟年離婚されないように働き方を変える必要があると思う)