【感想・ネタバレ】鈍色の空、ひかりさす青のレビュー

あらすじ

十七歳の深津基は、学校で激しいいじめにあっていた。父親にも虐待され、行き場もなく彷徨う雨の中で、基はスーツ姿の男にぶつかり眼鏡を壊してしまう。後日、再び同級生から暴行を受け逃げ出し倒れた基は、先日の男・那智正吾に救われる。弁護士である那智の家に保護された基は、次第に那智に惹かれはじめるが……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 深津基は、高校ではいじめられ、自宅では父親から虐待を受ける日々を送っていた。
 そんな時、一度だけすれ違ったスーツ姿の男。
 その男は那智正吾という名前で、同級生とヤクザからの暴行で、ボロボロになってしまった那智を一週間、匿ってくれた。
 人にやさしくされたことのない基はその那智のやさしさに戸惑うが……という話でした。

 人生ボロボロで、どん底にいる基が、訳あり弁護士の那智と出会って救われる話――と言えば聞こえがいいですが、この話がおとぎ話みたいにキラキラしてなくて、何かが起こる前に助けてくれる話ではありませんでした。
 那智もやっぱり人間なので、ことが起こってしまった後になってしまうことも多々ある……
 でも、そういう出来事も含めて。
 人間は傷ついて、失敗して、それでもやり直すことができるんだと……私は信じたいと思わせてくれたし、信じさせてくれる話でした。
 優しくはないけれど、甘い世界。
 とても作者様らしい作品でした。

0
2018年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ダ・ヴィンチ1月号のBLベスト10の1位でした。
なんだか商業向けというより同人向けという印象。暴力シーンが痛かったです。怪我しまくり!面白かったです。基くんはぜひ幸せになってほしい。お父さんも立ち直って。
那智さんが基くんくらいの年齢だったときの話が読みたくなりました。もんもんしょったシーンを。

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2011年01月22日

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