【感想・ネタバレ】教授のそばでのレビュー

あらすじ

両親亡きあと、独りぼっちになってしまったジェマイマ。病の母に代わって家事をしてきたため資格など何もなかったが、幸運にも、ある老婦人のつき添い役の職につくことができた。慣れない仕事はつらく、雇い主の甥のケイター教授からとるにたりない存在と思われているのも腹立たしい。なのになぜか願ってしまうのだった――彼がほほえんでくれたら、と。しかし教授の近くにはいつも、グロリアという美しい女性がいた。ある日、ジェマイマはそのグロリアに“ねずみ”呼ばわりされ、ぶざまな思いと恥ずかしさに赤面してしまった。ふと教授を見ると、彼は冷たい瞳でこちらを見つめていて……。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

大学教授の父に続き、母も亡くしたジェマイマは、将来の見込みのある弟を旅立たせ、レディ・マンダリーのつきそい役として働くことになった。

ベティ・ニールズの作品に多い看護師ではなく、貴婦人の付き添い役という設定です。専門職の技能や知識は持ち合わせていないものの、雪に閉ざされた時の孤軍奮闘ぶりには、脱帽です。
大学教授の娘として、教養とプライドを持ち合わせたヒロインはヒーローにもライバルにも、時には雇い主にも臆することのない物言いをします。それが、小気味いい。

0
2021年04月26日

「ハーレクイン・ロマンス小説」ランキング