あらすじ
酪農青春グラフィティ、映画版ノベライズ。
大自然に囲まれた北海道の大蝦夷農業高校(通称:エゾノー)に入学した八軒勇吾。「寮があるから実家を出られる」というだけの理由で札幌の進学校からエゾノーに入った八軒だが、他の生徒たちが明確な“将来の夢”を持っている中、自分には何も夢がないことに焦りを覚える。
朝5時起きでの実習、クラスメイト・御影アキの家でのひと夏のアルバイト、アキに誘われて入部した馬術部・・・。“豚丼”と名付けた仔豚の世話をする八軒は豚肉を食べることに抵抗を覚えるが、仲間や家畜たちと一緒に奮闘する日々の中で、“命を食べる”ことの意味を少しずつ受け入れ、成長していく。
『鋼の錬金術師』の荒川弘が描く、大ヒットした国民的コミックの映画版を完全ノベライズ。汗と涙と土にまみれた酪農青春グラフィティ!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
映画は未見。
恐らく映画に忠実に書かれているのだと思う。
淡々と映画の中で起きる出来事がそのまま描かれているという感じで
構成や描写など特筆するところが無く
小説としての面白さはあまり感じられない。
脚本がそうなのだと思うが、非常に浅く薄い内容。
原作が原作なだけに全てを書ききることが出来ないのは仕方ないが
相川など重要なキャラクターも端折られていたり
たまこの魅力が無くただの冷たい印象になっていたり
原作の深みや琴線に触れる数々のエピソードが
端折られているだけでなく薄い別物になってしまっているのは非常に残念だと思った。