あらすじ
デフレ不況、東日本大震災で痛手を負った日本経済だが、復興需要でデフレギャップは解消され、黄金の時代が待っているはずだ。しかし、それを阻むものがある。その正体はなにか。この国の病巣を暴く!
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Posted by ブクログ
勉強になったの一言。
藤井聡先生の本に近いものを感じたが、それよりもさらに深く食い込んだ内容。
日本のB/Cなどの問題は初めて知り、驚愕しました。新聞などでよく言われる構造上の問題とは本来はこういうことを指すのでしょう。
道路は人の移動ではなく、モノの移動において重要。日本人全員がもっと道路について真剣に考えるべき。
著者の意見は共感することばかりである。
Posted by ブクログ
三橋氏の著作は主にマクロ経済を扱ったものが多いですが、本書ではテーマを道路一本に絞っているやや異色の本と言えます。
マスコミや民主党の主張する道路不要論のどこが間違っているのか、経済成長や安全保障のためになぜ道路が必要なのかが詳しく解説されていて、この本1冊で道路をめぐる問題をすべて…とは言わないものの、網羅的に理解できるようになっています。
「可住地面積辺りの道路延長距離」を道路不要論の根拠とする欺瞞については他の本でも触れられていましたが、B/C分析の問題点や震災等で道路が分断された時にも対応できる構造など始めて知った情報も多く、大変勉強になりました。