あらすじ
アニメは私たちが生きる今を映す「文化」であり、それ自体が分析に値する「学問」である。『君の名は。』を通して日本の古典文学の豊穣な世界観に触れられるし、『けものフレンズ』からは人類史を、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』からはヘーゲル哲学を、『シドニアの騎士』からはバイオテクノロジーの現在地を学べる。「週20本以上の深夜アニメ視聴」という本気すぎる受講条件で話題を呼んだ近畿大学の講義本、完結!
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Posted by ブクログ
あとがきにもある通り、表紙の「双子のアンドロイド」のイラストは素敵すぎる。圧倒的な解析、分析、解釈が素晴らしい。後半の『幼女戦記』『オルフェンズ』『シドニアの騎士』の分析はなんとなく想像がついたけれど、前半の『鬼灯の冷徹』『メイドインアビス』の「和」と絡めた解析が興味深かった。今後のものシリーズを続けていってほしい。『幼女戦記』はTVアニメ見なかったけれど、原作読んでみようかな。
Posted by ブクログ
教養としての10年代アニメ第3弾。前著と同様に「教養」としてアニメを捉え直し考察を行う。設定に凝ったタイプのアニメ(世界観アニメ)の分析が多い。
作品の分類を行うことはアニメの考察を行う一つの道具となる。例えば、けものフレンズでは、終末もの(他の作品としては少女終末旅行や、がっこうぐらし!など)として分類できる。こうした分類を行うことは、同種の他作品との比較を促し、結果的に作品の特徴を浮き彫りにして際立たせることができる。よって、その作品特有の面白さを明確に示すことができる。分類を行う他のメリットとしては、自分好みのアニメの傾向を掴むことができる点にある。近未来もの、冒険ファンタジー、SFなど整理することで、他の作品と関連させる俯瞰した目を養うことができる。