【感想・ネタバレ】「雨の木」を聴く女たちのレビュー

あらすじ

危機にある男たちを受け入れ、励ます女たち。若者を性の暴力にむけて挑発しながら、いったん犯罪がおこると、優しい受苦の死をとげて相手をかばう娘。かれらをおおう「雨の木(レイン・ツリー)」のイメージは、荒涼たる人間世界への再生の合図である……。宇宙の木でもあれば、現実の木でもある「雨の木(レイン・ツリー)」のイメージにかさねて、人の生き死にを見つめた、著者会心の連作小説集。読売文学賞受賞作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「頭のいい「雨の木」」★★★
「「雨の木 」を聴く女たち」★★★
「「雨の木」の首吊り男」★★★
「さかさまに立つ「雨の木 」」★★★
「泳ぐ男 : 水のなかの「雨の木」」★★

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2023年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大江健三郎の本は初めて読んだ。

会話の途切れ目が分からない会話文が特徴だと感じた。
官能表現を、あえて官能に訴えない直接的な表現にすることで、視覚的な刺激を受けたように感じさせるような手法(であるかどうかは別として)には驚いた。

レイン・ツリーという共通したメタファーを探る幾つかの物語だが、それぞれの物語に固有のメタファーも存在し、短編としても、長編としても楽しめる作品だと感じた。

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2012年02月08日

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