【感想・ネタバレ】捜査官ポアンカレ 叫びのカオスのレビュー

あらすじ

かの天才学者のひ孫にして、ICPOのベテラン捜査官アンリ・ポアンカレ。数学者爆殺事件の背後に潜む巨大な陰謀に挑む彼はやがて、自らの家族に抹殺司令が出ていることを知る……傑作スリラー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とにかく濃密な文章でその世界に引き込まれる。ポアンカレという主人公からして数学的な世界の設定が濃厚だが、それにカオス理論、終末論的カルトなどが絡んで物語が奥深く展開する。しかし意外と謎自体はオーソドックス。しかし、際立った人物造形と多彩な舞台が用意してあって全く最後まで飽きることなく読めた。残念なのはあまりにもポアンカレの試練が辛いことで、ここらは読んでて痛い。しかし、一作目からこのレベルの作品と言うのもスゴイ。完成度の高い文章や魅力的な人物設定にさらには作者の博学ぶりには驚く。果たして次作は?

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2014年11月19日

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