【感想・ネタバレ】日本の戦争と宗教 1899-1945のレビュー

あらすじ

「悪魔を懲らしめねばをかぬ」、「これは日本信仰と西洋思想との戦いである」――。「殺生」を禁ずるはずの宗教が、戦争、そして戦争協力を正当化するに至った論理とは。大日本帝国の時代、ミッションスクールでおこなわれた神道儀礼、銃後の守りを演出する戦没者法要、海外につぎつぎと建立される神社など、諸宗教の軍・政府との相互依存の全貌を、非戦論・抵抗の系譜とともに描き出す。(講談社選書メチエ)

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Posted by ブクログ

日露戦争以前より太平洋戦争集結に至るまでの
日本における諸宗教が取った
スタンスや主張、態度の変遷をたどる。
若干の読みづらさは否めないものの主張は力強く明快で、
それぞれの立場や背景を持つ諸宗教が、
教義を曲げて国家に付き従った過去の反省と、
我々自身に対する自覚を迫る。
対華21箇条要求における布教権の顛末や、
戦時中のミッションスクールの在り方など、
非常に興味深く読めた。

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2014年06月28日

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