あらすじ
伸びる女優と消える女優、何が両者を分けるのか。「九十パーセントは当たる自信がある」という著者ならではの“女優論”に、映画評論家・品田雄吉氏との対談「現代女優名鑑」も特別収録。さらに冷やし中華の起源に迫り、谷啓の死を悼み、気になる日本語を俎上にあげる。鮮やかに時代を切り取る「週刊文春」連載の名物コラム、第13集!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
舞台や映画関連の仕事と関わりが深くなってきた昨今、本書のタイトルを目にした瞬間「これは面白い視点の本のようだなぁ」と購入を瞬決した一冊。女優論を展開した本だとの思いがあったわけだが、購入して見ると、この文庫、週刊文春に連載されていたエッセイ49編に女優を巡って品田雄吉と行った対談、それにタイトルとなった小文をまとめたものと知り、ちょっと拍子抜け。しかし、いざ読み始めると、軽妙なエッセイながら味わい深いものばかりで一気に読み上げてしまった秀逸な文庫でありました。
前半は女優・俳優・監督などに視点を置いた映画関連の話、後半は物書きとしての日本語関連の話をまとめ、全体を通して時事問題にも触れている。女優関連の話では、気になる3人の女優、日本語関連では「悩ましい」の使い方を巡る話が面白い。
ただ、かつて国語国文学を専攻していたものとして、日本語関連の文章の中で新明解国語辞典を頻繁に引用しているのはいただけない(広辞苑引用よりははるかにマシではあるが・・・・)。
ちなみに、食べ物に触れた箇所もいくつかあって、思わず納得してしまったのでありました。
Posted by ブクログ
週刊文春で長期連載のエッセイを集めた2010年版。お馴染みの映画や女優に関することや、気になる日本語や混迷する政治について語られている。
年々感じることは、小林さんの健康状態の不安と、訃報の多さ。特に喜劇人の訃報はその寂しさが伝わってくる。