あらすじ
人はいつから「家」に住むようになったのだろうか。自然の中で暮らしていた人間が家を建てるようになったのはいつからなのだろう? 山や川、木や石などに神が宿っていると信じていた頃からの心の習慣が、日本建築の中には生き続けている。建築史家であり、建築家でもある著者が建物の基本構造から説く建築学入門。
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Posted by ブクログ
新書としては、きちんとした記述になっていてよい本だと思います。
入門書にありがちな、薄っぺらい表現もあまりなく、
かといって専門用語ばかり使った分かりにくい本でもありません。
窓、廊下などの建物の部品の考え方と、暖房などの機能について知見を得ることができます。
建物を建てたり、借りたりする前に読むと良いと思いました。
縛る技術が建築学の一部であることを知りませんでした。
建築学の辞書に縛るがあるとは思いつきません。
足場などを縛って作る技術は見たことがあるので、そうかと思った。
赤瀬川源平の試作についても触れていたので一度見てみたいと思った。
建築学というよりは、薀蓄額という感じでした。