あらすじ
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高級店から回転寿司まで、代表的なおすし約320貫とネタ元の魚を写真で解説する、おすしの図鑑です。著者は、『からだにおいしい魚の便利帳』の著者のぼうずコンニャク 藤原昌高さん。二千種にも届こうとしている著者のおすしのデータベースから、比較的ポピュラーなもの、日本各地で実際に使われているものを選びました。同じ魚でも、皮霜、一般の握りなど、複数のすしダネを掲載しているものもあります。さらに、すしダネには「超高」「高」「並」「安」というアイコンがつけているので、本書を片手におすし屋さんで安心して注文しやすくなっています。本書はすしダネが321貫掲載してあるものの、バッグの中にいれてもっていけるハンディサイズになっています。ぜひ、本書と一緒にお寿司を召し上がってください。
■CONTENTS
赤身/サーモン/魚卵/光りもの/長もの/白身/白身/イカ・タコ/貝/エビ・カニ/その他
■著者
ぼうずコンニャク(藤原昌高) 1956 年、徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)生まれ。子供の頃から川魚を捕ることが好き、魚を食べることは嫌いだった。ある日突然、魚好きに。人間と関わる生物すべて、食文化を調べ始めて30年以上。すしの写真を撮り始めて15年。魚介類関連写真は50万点以上、すしの写真は2万点以上を保有。現在、島根県水産アドバイザー、釣り雑誌などにエッセイを書いている。※著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
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Posted by ブクログ
回転寿司で使われているネタが、いわば「まがいもの」だという本を読んだことがあった。もちろん、本来の名前と違う出し方は偽装だが、食べて美味しい魚ならば、そのまま食べて楽しむのがよいのでは?と思っていた。
この本は、まさに高い寿司から安い寿司まで、おいしいネタをカバーしてくれている本だ。たとえば、穴子。地球の反対側で取れるウミヘビの一種も、穴子として出されることがあるが、これはこれでさっぱりして美味しいと紹介されちえる。また、エンガワ。ヒラメのエンガワは高価すぎるが、アブラガレイのエンガワならば安く食べられる。しかも、普通に美味しいじゃん。
魚の全身写真と、寿司ネタの写真。これを手にしたら、寿司が食べたくてたまらなくなる。もちろん、アブラガレイのエンガワで十分楽しみです!
Posted by ブクログ
寿司ネタを知り楽しむためのハンドブック。すしダネ名(ネタ名)や魚の生息地、旬、別名などの情報などが全編カラーで載っている。
本書を読めば同じネタと思っていても実は全然違うことが分かる。例えば、マグロだと、本鮪、南鮪、目撥鮪(単にマグロと言えばコレ)、鬢長鮪、黄肌鮪、腰長鮪、など様々な種類があり、一つ一つの違いを理解することで寿司に対する解像度が大幅に上がる。もちろん、解像度が良くなるほど楽しみ方も増える。寿司好き必読の一冊。
Posted by ブクログ
寿司ネタにフォーカスして、その内容がズラリと解説されている良書。時期であったり、味であったりその歴史であったりをコンパクトにまとめているため、非常に勉強になった。
321貫分の寿司ネタが収録されているので、けっこう食べた事が無かったり初めて見たネタがあったりとよかった。
下記の目次で収録ネタの一部があるので、その内容はチェックしてほしい。
あぁ、寿司が食べたい。
・目次
■序章
すしの歴史
●コラム すし店の形
~立ち店、Oレーン、Eレーン
■赤身
マグロ総論
マグロのすしいろいろ
クロマグロ/タイセイヨウマグロ 【本鮪(ほんまぐろ)】
ミナミマグロ 【南鮪】
メバチマグロ 【眼撥鮪】
ビンナガマグロ 【鬢長鮪(びんちょうまぐろ)】
キハダマグロ 【黄肌鮪】
コシナガマグロ 【腰長鮪】
カツオ【鰹】
ハガツオ【歯鰹】
ほか
■魚卵
サケ 【イクラ】
ニシン 【数の子・子持ち昆布】
トビウオ 【飛び子】
カラフトシシャモ 【カペリン子】
スケソウダラ 【鱈子】
マダラ 【真鱈子】
■光りもの
コノシロ 【小鰭】
イワシ 【鰯】
ニシン 【鯡】
キビナゴ 【黍魚子】
サヨリ 【針魚】
サンマ 【秋刀魚】
マサバ 【鯖(さば)】
ゴマサバ 【胡麻鯖】
マアジ 【鰺(あじ)】
マルアジ 【丸鰺】
ほか
■長もの
マアナゴ 【穴子】
ゴテンアナゴ 【御殿穴子】
イラコアナゴ 【伊良子穴子】
マルアナゴ 【丸穴子】
ウナギ 【鰻】
ハモ 【鱧】
■白身
ヒラメ 【鮃】
オヒョウ 【大鮃】
マコガレイ 【鰈】
イシガレイ 【石鰈】
マツカワガレイ 【松皮鰈】
ホシガレイ 【星鰈】
メイタガレイ/ナガレメイタ 【目板鰈】
サメガレイ 【鮫鰈】
カラスガレイ 【烏鰈】
アブラガレイ 【油鰈】
ほか
●コラム 地図で覚える魚介類
■イカ・タコ
コウイカ 【墨烏賊(すみいか)】
カミナリイカ 【紋甲烏賊(もんごういか)】
アオリイカ 【障泥烏賊】
ヤリイカ 【槍烏賊】
ケンサキイカ 【剣先烏賊】
ジンドウイカ 【雛烏賊(ひいか)】
スルメイカ 【鯣烏賊】
ソデイカ 【袖烏賊】
ホタルイカ 【蛍烏賊】
ベイカ 【米烏賊】
ほか
●コラム 国内から覚えていこう、ブランド魚介類
■貝
アカガイ 【赤貝】
サトウガイ 【佐藤貝】
バカガイ 【青柳(あおやぎ)】
アラスジサラガイ 【白貝(しろがい)】
ハマグリ/シナハマグリ/チョウセンハマグリ 【蛤】
ミルクイ 【海松貝(みるがい)】
ナミガイ 【白海松(しろみる)】
トリガイ 【鳥貝】
エゾイシカゲガイ 【石垣貝(いしがきがい)】
ホタテガイ 【帆立貝】
ほか
■エビ・カニ
ホッコクアカエビ/ホンホッコクアカエビ 【甘海老(あまえび)】
ジンケンエビ 【甘海老】
ヒメアマエビ 【姫甘海老】
トヤマエビ 【牡丹海老】
ボタンエビ 【牡丹海老】
スポットブラウン 【牡丹海老(ボタンエビ)】
アルゼンチンアカエビ 【赤海老(あかえび)】
ヒゴロモエビ 【葡萄海老(ぶどうえび)】
モロトゲアカエビ 【縞海老(しまえび)】
クルマエビ 【車海老】
ほか
■その他
シャコ 【蝦蛄】
ウニ 【海胆】
エゾバフンウニ 【蝦夷馬糞海胆】
キタムラサキウニ 【北紫海胆】
アカウニ 【赤海胆】
シラヒゲウニ 【白髭海胆】
玉子焼き 【玉子焼き】
スサビノリ 【海苔(のり)】
Posted by ブクログ
読み物と言うより雑学図鑑的な感じだった。
あまり詳しくないので、知らなかった知識などが書いてあるのは面白かったし、特にコラムの魚の地図は覚えておきたいと思った。