あらすじ
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第1章 地球のはじまりと地質
形・大きさ・緯度・経度など地球の基本情報
・地球の中はどうなっている? →内部構造 地殻、マントル、核など
・地球に作用する力→重力、磁気など
・これまでの地球→ビッグバンから現在まで、ざっくり地球史
・地球の過去を知る方法→地層・化石、年代測定、チバニアン
第2章 大気と海洋
・地球を取り巻く大気 →高気圧と低気圧、天気、台風
・海はどうやってできた?
・河川のはたらき
第3章 地震のメカニズム
・どうして地震が起こるのか→地震のしくみと揺れの種類
・地震が起きる場所→造山帯・海溝、世界のプレートの分布と地形
・地震がもたらす災害としくみ→津波、液状化現象、斜面災害
第4章 火山噴火のメカニズム
・火山噴火とマグマの性質→火山の噴火がどうして起こるのか、しくみ
・火山の種類/火山噴出物の種類/ホットスポット/マグマから得られるもの
第5章 日本をとりまく災害と予測研究
・日本付近で起こる巨大災害(南海トラフ巨大地震/富士山噴火/東京直下型地震)
・どうして地震が起きるとわかるのか→震度と震源、緊急地震速報、現在の予測研究
・最新の防災設備→インフラや建築の対策など
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Posted by ブクログ
本書の帯に掲載されている『南海トラフ巨大地震』や『富士山噴火』、『首都直下地震』といったワードを見るたびに緊張感を覚える。
地学は高校未履修科目だから、少しずつ一般的な知識を吸収しようなどと悠長に構えてはいけない。
本書は、地学についての基本テキストである。
地球の黎明期や大気・海洋、地震や火山噴火のメカニズム等に関して図や写真等をふんだんに盛り込んで明快に説明する。日本における災害予測等についても言及する。
全部で5章から構成されている本書であるが、チャプター1からチャプター4を前半部分とすると、後半部分であるチャプター5とは、テイストが明らかに異なる印象を受ける。
すなわち、本書の終盤に差しかかるチャプター5は、超重要事項のオンパレードである。
知った方がそれだけ恩恵を受ける可能性が高くなるものと期待したい事項等は山のようにあるが、まずは、
「地学を学べば『減災』できる」
ということは、理解した方が賢明だろう。
また、巻末には、防災チェックリストが記載されている。
一見常識的な事柄のように思えるが、恥ずかしながら自宅の対策は、せいぜい6割程度の進捗具合である。
なお、主な参考文献が巻末にリストされている。
あわせて確認されたい。
本書を通じて、防災についての意識が高まった。
地学を知るとそれが防災意識改革につながるように、一つひとつの断片的な知識を一つの面として立体的に捉えていく姿勢が求められる。
寺田寅彦が遺した『災害は、忘れた頃にやってくる。』というフレーズが身に沁みてくる。