【感想・ネタバレ】近代哲学の名著 デカルトからマルクスまでの24冊のレビュー

あらすじ

デカルト、カント、ヘーゲルなど、近代に活躍した哲学者は枚挙に暇がない。だが、この時代の哲学では何が問題だったのだろうか。「私」の発見や知識の確実性、道徳の起源など、さまざまな議論が重層的に連なる西洋近代哲学。この沃野を一望して、本質をつかむのは容易ではないが、そのための最良の手がかりは哲学者の残した書物にあるのだろう。本書では、24篇の古典の論点を丁寧に整理し、近代哲学の全体を展望する。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

各書を紹介している執筆者は、それぞれ異なる。
が、本書を通して読むと、近代哲学が、一貫して何をテーマにし、何を問題にしてきたが、わかるようになっている。
これは、編者の熊野純彦による力が大きいと考えられる。
どの名著を読もうかと考えている読者にも、近代哲学のテーマを知ろうと考えている読者にも、近代哲学史を紐解く場合と違った面白さを発見するであろう。

0
2019年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おさえておくべき24篇の古典の論点を丁寧に整理し全体を展望するブックガイド。邦訳の原典読んでもチンプンカンプンという人はいい水先案内になると思います。

ただ『現代哲学の名著』、『日本哲学小史』にくらべると、さらっとしすぎている感もあります。

0
2012年05月31日

「学術・語学」ランキング