あらすじ
高校中退後、15歳で単身ブラジルに渡り、18歳でプロサッカー選手になった三浦知良。Jリーグ発足前、日本リーグ時代の読売クラブ(現東京ヴェルディ)に入団し、ヴェルディを率いてJリーグブームの火付け役となった「KING KAZU」はイタリア・セリエA、クロアチア、オーストラリアのリーグでプレイした日本サッカー界のパイオニア。’93年のワールドカップ予選では「ドーハの悲劇」で涙を飲み、日本代表が初出場した98年W杯では大会直前でメンバーから外れるという屈辱を味わっている。波乱万丈のサッカー人生を送ってきた三浦知良が残してきた名言・箴言がこの1冊に!戦い続ける男が残してきた言葉の強さ・熱さを、あなたにも是非感じて欲しい!20代の華やかだったヴェルディの時代のイメージとは一味も二味も進化し円熟味を増した「カズ」。「あの頃は『純粋にサッカーが好きだ』と前面に押し出すことはしなかった」と語る彼の、現在の戦い続けながらサッカーを愛する情熱は、誰にでも通じる「やりぬく力」「やり遂げようとする心」に共感を呼ぶこと間違い無しです!
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Posted by ブクログ
「やっぱりKing KAZUなのだ。」
そう改めて感じさせてくれる1冊。
「日本が強くなるためには、自分を踏み越えていく人がたくさん出てこなきゃ。」
たくさんの実績とカリスマを残し、King KAZUと呼ばれるだけの誇りとプライドを持った彼だからこそ言える言葉。何歳になっても日本代表を目指すその姿勢は、神々しささえ覚える。
よくイチローやKAZUの言葉を解説して、「この言葉はこういう意味だ。」とまるで自分の考え方をひけらかしている本が多いが、こういう本当のKAZUの言葉を読むと、「それは自分の考え方でしょ?。」と気持ち悪くて、読む気にもならない。
このぴあの編集は、イチロー本の時にも感じたが、KAZUが実際に発した言葉と、その背景やKAZU自身の補足説明の言葉しか書いておらず、言葉から感じるメッセージは全て読者に委ねられている。その潔さが素晴らしい。
新たなバイブルとなる本。
Posted by ブクログ
1ページにカズが発した言葉1言とその時代背景の説明がまとめられているので、本の厚さと比較して文字数は圧倒的に少ない。
しかし、カズの発言はプロとしての誇りに満ちていて、読む人を奮い立たせる力がある。
還暦まで頑張ると冗談を言っていたが、一サッカーファンとして応援し続けたい。
Posted by ブクログ
第四冊目は、サッカー選手である三浦知良選手のコメントを集めた
【蹴音】です。
【この本を読む目的、動機。】
ワクワク、そして気分を引き締めるために読むことにしました。
この本は、俺が高校3年の時に出版されました。
三浦知良、通称カズは僕の最も尊敬する人です。
彼のストイックな生き方や、好きなものを追及する姿が大好きで、
小さい頃からずっと今でもファンです。
彼は15歳の時に高校を辞め、ブラジルでプロのサッカー選手になりました。
その後も日本代表として、Jリーガーとして、歴代2のゴール記録保持者に。
海外でも、イタリア、クロアチア、オーストラリアと参加国でプレー。
世界先発として試合に出たこともあるんだ。
そして42歳となった今でも、現役のサッカー選手として活躍しています。
今のJリーガーの平均引退年齢は24歳。
すごいなぁ。
もちろん実力だけでなく、広告塔としての役割を全うしているからこそできることなのだけど、彼のやりきる姿勢は大好きです。
【この本から得られること。 】
「刺激」
の一言に尽きるかな。
結果しか求められないプロの世界で20年間やってきたカズ。
彼の考え方や価値観、発言を触れることによって、
身震いします。
まあ、彼のこと大好きな俺が言うのはあまり説得力がないんだけどね(笑
彼の話した言葉で俺が好きなのは、
【僕はマゾヒストでナルシストなんだ。
目標を設定して苦しい思いをしていれば楽しい。】
この言葉だけで、この人の性格がわかるよね(笑
身が引きしまる言葉もたくさんあるんだけど、
彼が困難を乗り越えてきた末のセリフがこれだと思うと、
すげーなぁって思う。
頑張っている人、今岐路に立っている人ほどオススメです♪
Posted by ブクログ
伝説の言葉とありますが、伝説ではありません。
心に深く沈み込んでくる、実際にKING KAZUが発した言葉です。
以下抜粋。
☆1995年1月セリエAでの試練のときについて語る言葉
「一生懸命練習して、チャンスを待つしかない。
悔しさは全て練習にぶつけた。」
☆1994年6月イタリア・ジェノア移籍時の発言
「自分のサッカー人生の先が見えてしまうのは嫌だ。
満足しちゃいけないんだ、外に出るべきだと思った。」
☆プレイの質について問われるときに、カズが何度か言っている言葉
「やっていけるかどうかは、本当は心の問題だと思う。
精神力のコントロールが、いちばんむずかしいんだ。」
☆1995年1月練習への姿勢について訊かれたときのセリフ
「チャンスがきたら自分は大丈夫だと思うために、
練習に100%の力を入れて、体を作ってきました。
練習を人一倍やらなければならないんです。」
☆2005年4月ヴィッセル神戸在籍時の発言
「試合に出ているときの苦しさなんて、
出ていないときの苦しさに比べたら比較にならない。」
☆2005年10月横浜FC在籍時の発言
「「楽しむ」は、無理をしないと思われがちだけど、
プレイだけに集中することが、楽しむことだよね。」
☆1996年9月ヴェルディ川崎在籍時の発言
「楽しむことが「逃げ」になってはいけない」
☆1994年2月ヴェルディ川崎在籍時の発言
「最後はハートが勝負なんだ。
ディエゴは絶対に転ばなかった。」
☆2004年12月ヴィッセル神戸在籍時の発言
「自分がどこまで努力しようとしたのか。
ぼくは、ものごとをそれで判断しています。」
☆1999年1月クロアチア・ザグレブ移籍時の発言
「金銭とか保険とかあると、考えちゃうでしょ。
それがなくなれば、やりたいことが見えてくる。」
Posted by ブクログ
友人がこれのイチロー版を持っていまいしたが、やっぱカズでしょ!KINGKAZU!!ここにはカズの伝説の言葉が収められています。「戦う人か、戦わなくなる人か、甘んじる人か、選手の発言を聞けばわかるんだ」「こんなところで終わっていいのかよ。負けたら何も残らないじゃないか。」etc・・・あげだしたらキリがない、どれも心にガツっとくる言葉です。どうしてもひとつ―といわれれば私はこれをあげます→「笑われてもいいし、文句を言われてもいい。ボロボロになるまでサッカーを続けたい」(1999年9月京都パープルサンガ在籍時の発言「最後は県リーグでもいい。お金の問題じゃないんだ。自分の力をどう評価してくれるかが大事なんだ。月給30万円でも、チームの中心として使ってくれれば問題ない」)カズのサッカーに対する断固たる決意が伝わる言葉です。カズファンはもちろん、最近へタレてるなー、アツさが足りないなーと思う人はぜひ読んでほしいです。
Posted by ブクログ
俺が子供の頃からのカズファンだから言葉に痺れるのかもしれない。ただ、リアルタイムで目撃出来て良かったなと思える男がいるのは幸せな事だとこの本を読んで思う。
シンプルに言葉と、その言葉が生まれた背景だけを記載している、10代の頃から譲れない部分はずっとブレていない事がわかる。
本としては物足りない面があるかもしれないからひとつ星をマイナスにした。