あらすじ
剣道界で神童と呼ばれながら、師である祖父の死をきっかけに竹刀を握れなくなった天才剣士・天智。彼の運命を変えたのは、一人の少女との出会いだった。高校に入学したある日、天智は体育館の前で不思議な音を耳にする。それは、木製の槍で突き合う競技、槍道の音だった。強引でマイペース、だけど向日葵のように明るい同級生・里佳に巻きこまれ、天智は槍道部に入部することになる。 槍道部では、里佳のほかにも個性豊かな部員達が天智を待っていた。剣を置いた少年は今、夏の風を感じ、槍を手にする。第19回電撃小説大賞〈選考委員奨励賞〉受賞作!
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Posted by ブクログ
大野天智
県立立宮高校一年三組。小学一年にして名だたる小学生大会のタイトルを総なめにした神童。
大野将英
天智の祖父。剣道八段の範士。
羽山里佳
県立立宮高校一年四組。槍道部。
木村
槍道部の先輩。
大庭大悟
槍道部主将。
設楽優衣
槍道部の先輩。
Posted by ブクログ
面白かった!
演出と盛り上げ方がうまい著者ですねえ。
物語はまっすぐなボーイミーツガールものです。
よくも悪くも期待を裏切りません。
アニメ的なそれが多いせいか、どのシーンも映像として鮮明にイメージが見えて、まるで一本の長編アニメ映画を観たような感覚です。
どっぷりと世界観に浸かって楽しませてもらいました。
まっすぐな物語という点で、藤田和日郎の「うしおととら」を連想しました。
それにしてもぜひアニメ化してもらいたい。うん。