あらすじ
科学を勉強することに抵抗があるのは、
科学の教科書や専門書がまったく「バカバカしくないから」。
パンチラ、ドラえもん、マツコデラックスなど
身近すぎるたとえ話を駆使した天才・さくら剛の“超訳”により、
いまだかつてない「不真面目」で「わかりやすく」て
「なんじゃそりゃー! 」と叫びたくなる科学の教科書が生まれました。
光とか宇宙とか相対性理論とかまったく興味がない。
数式とか物理なんて言葉を聞くだけでもイヤ!
そんないわゆる“文系人間”のあなたに強くおすすめしたい一冊。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
単純に楽しい。科学ってこんなに楽しいんだと思わせてくれる。もっといろんなことが知りたくなってくる。
子供にも読んで欲しいのですが、ネタがちょっと古いので伝わりにくいかな。
Posted by ブクログ
光が光の速さで飛べるのは、重さがないからです。
科学の本私達の肌は、青に近い色を吸収するためいわゆる「肌色」をしています。紫の光を吸収する肌なら河童風の人になりますし、オレンジを吸い取ると今度はアバター的な人になります。
科学の本ゴキブリは1秒間でおよそ1mを走りますが、これは人間の身長で考えると100mを1秒で走る計算になると言われています。
科学の本素粒子や原子などシャイで極小の物質たちは、状態と状態の中間の姿を観測者に絶対に見せません。AかBか、必ずどちらかの確定した状態でしか姿を現さないのです。
照明から発射された光の粒は、少女のしっとり首筋に当たるとそこでプヨーンと跳ね返り、あなたの瞳をめがけて一直線に進みます。アイドルの生首筋からやって来た光の粒子はそのままあなたの眼球に侵入し、あなたの体と一体化。そこで網膜内の分子と反応した光の粒が、あなたの脳に少女の首筋の映像を見せているのです。
科学や物理学というと、難しそうでなんだか近寄りがいと感じるもの。
著者はそのような世界を平易な語り口で興味深く語っている。
例えば上記は「物を見る」という行為をあらわしたもの。
私たちが人や物を見るとき、それは究極的にはその物自体を見ているわけではない。
その物体に反射した光を見ている。
それを表現すると上記のようになる。
=目次=
chapter1 光
「光の性質」、「色彩」、「速度の相対性と光速度不変の原理」
竹コプターをつけたのび太くんと、スネ夫くんのラジコンと、東京スカイツリーと光との関係』
chapter2 特殊相対性理論
「時間の遅れ」、「長さの縮みと質量の変化」、「時間と長さの相対性」、「質量とエネルギー関係 E=mc2」
、『婚活中のアラフォー女性の方が、職場にいる年下の男の子をしとめる方法』
、『マ○コ・デラックスの全質量をエネルギーに換算したら、どれほどとんでもない事態が起こるのか?』
chapter3 万有引力
「万有引力の法則」、「地球の重力」
chapter4 一般相対性理論
「空間の歪み」、「重力と時間」
、『直立した体勢にもかかわらず勝手にパンチラが目に入ってくるという状況を作ってみる』
chapter5 量子論
「素粒子の性質」、「量子のゼノン効果」、「重ね合わせ」、「多世界解釈」
、『素粒子と、仕事中にいかがわしいサイトをニヤニヤと閲覧している社員との共通点』、「多世界解釈」 は、『もしも"もしもボックス"がこの世に存在するとしたら、この世界のすべてはどうなってしまうのか?』
chapter6 タイムマシン
「閉じた時間的曲線の存在可能性」、「親殺しのパラドックス」
chapter7 発明
「量子テレポーテーション」、「光学迷彩」、「人体冷凍保存」
chapter8 宇宙
「宇宙の誕生」、「宇宙の終焉」、「暗黒物質とダークエネルギー」、「地球外知的生命体」