【感想・ネタバレ】和宮内親王のレビュー

あらすじ

徳川幕府の権勢に影が差し、江戸という町と時代が音をたてて崩れ去ろうとしていた頃のこと。ひとりの女性が、意に染まぬ結婚を強いられようとしていた。彼女の名は和宮内親王(かずのみやないしんのう)。天皇家の皇女として生まれ育った人物である。弱体化が著しい幕府は、皇族と将軍を結婚させることにより、朝廷の伝統的な権威を吸収しようとしたのだ。和宮の母親、観行院は事の成り行きに難色を示すが、時勢にはさからえない。諸外国を排斥したい朝廷にとって、幕府との関係強化は避けて通れぬ道でもあった。こうして、文久2年(1862年)、日本史上初となる「皇女降嫁」が実現することとなる。歴史の渦中に放りこまれた彼女は、江戸城内で何を見て、何を感じたのか? 夫となった将軍・徳川家茂(とくがわいえもち)との交流を軸にして、和宮が生きた激動の時代を描く歴史ロマン!

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おいたわしい。

歴史上の夫婦で、このカップルが一番好きかも知れません。
政略結婚とはいえ、家茂の優しさが和宮の心をときほぐし、深い絆をつむぎました。
江戸城の無血開城も、和宮と天璋院のタッグで成し遂げたことですし、いったん京都へ戻ったものの再び江戸へ帰ってきて、今は愛する夫の隣で仲良く眠っておられます。
短い生涯ではありましたが、ひたむきに清々しく生き抜いた和宮と家茂。現代の私たちにも深い感銘を与えてくれます。

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2021年11月03日

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