あらすじ
荒廃した中国農業の再生を願い、復興投資ファンドを運営する大塚草児の前に続々立ちはだかる大きな壁。民族問題、公務員の腐敗、GMO、欧州企業の乗っ取り……。第三回城山三郎経済小説大賞受賞作。
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Posted by ブクログ
これは、すごい経済小説だった。
農業という、ある意味人間の論理など通じない世界、さらに中国の農村いうこれまたビジネスライクな取引が通用しない世界での投資ファンドの奮闘。
民族、格差、倫理問題など社会的な課題も絡みながら物語は進む。
あくまで、相手のフィールドで、相手の論理で、息もつかせない逆転劇が痛快。