あらすじ
施設育ちの春日には、月に一回手紙をくれ、学費援助してくれる五人の「あしながおじさん」がいる。一言お礼を言おうと彼らを探し始めた春日は、マンションの管理人・夏海と彼を愛す也寸尋となぜか男三人暮らしに…。
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Posted by ブクログ
BLに値するのでしょうが、個人的にはミステリ物にも値すると思います。入り組んだ人間関係と、登場人物一人一人の心理描写、心理意向。それが丁寧に書き込まれていて全二巻とは思えないボリュームです。
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いっぷう変わった愛情表現の人たちが、反発しあったりもしながら、心で繋がっていく。
今市子さんの作品は、人間関係の機微を学ぶというおまけ付きです。
Posted by ブクログ
「僕も最初は手紙をもらって嬉しかったよ 僕には「あしながおじさん」がいるんだって・・・ でもそのうち気がつくよ 僕はなにも特別に不幸ってわけじゃない 特に頭がいいわけでもない、特別な才能があるわけでもない なのになんで僕を? 慈善団体でもない個人がさ・・・ 何故僕を援助してくれるんだ? なぜ僕を選んだ・・・?
Posted by ブクログ
今市子さんの絵が好きで『百鬼夜行抄』以外の作品も読んでみようと購入。
親に捨てられ、施設で育った主人公(吉岡春日)だが彼には無償で援助してくれる”あしながおじさん”がいた。高校合格を機に自立し、”あしながおじさん”に一言お礼を・・・と訪ねに行くがそこから妙な共同生活が始まる。
春日はまだ見ぬ”あしながおじさん”を探しながら自分の出生にも疑問を持ち始める。
登場人物の殆どは男性でゲイがたくさん出てくるので、そういうのが駄目な人には読みにくいかもしれないけど、登場人物一人ひとりが丁寧に描かれていて、読み返すごとに感動が深まってくるヒューマンドラマだ。
Posted by ブクログ
施設育ちの少年が、資金援助してくれる人たちの素性を調べ始めて云々。カテゴリはBLなんでホモい人たくさん出てますが、特にそこらへんはしつこくなくヒューマンドラマといっていいレベルかと。それよりキャラクターや人間関係が多少複雑ですが面白い。重くなりそうなテーマですが割とドライにあっさりしてます。唯一濃い嫁さんが前向きに極端ですごい。
Posted by ブクログ
百鬼〜の今市子さんの漫画だー、と作者買いしたらぶっちゃけホモ漫画でした(笑)。つうても、こんがらがった人間関係を解いていくドラマが主体で面白いですよ。