あらすじ
「病気になりやすい人」と「病気になりにくい人」の間には、見逃せない一つの違いがあった。日本の内視鏡・腹腔鏡下手術の第一人者として活躍してきた外科医が、患者と真剣に向き合う中でたどり着いた結論、「病気にならない生き方、心のあり方」を紹介する。
『ガンをつくる心 治す心』(主婦と生活社刊)で、ガンと心の関係の研究結果を明らかにした土橋重隆医師。現役の医師で、日本の内視鏡治療・腹腔鏡下手術のパイオニアでもある土橋氏が、「心のあり方がガンの発症と治癒に大きな影響を与える」と主張したことで大きな話題を呼んだ。病気と心に因果関係があるのであれば、現代人は、病気を予防するために、どのような生活をしていけばいいのか。本書では、外科医として第一線で多くの患者と向き合う中で見えてきた「病気になる人と病気にならない人の傾向」に基づいて、病気にならないための生き方、心のあり方などを多角的に紹介する。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
非常に興味深かった。著者の医学に対する眼差し、自分の人生史に対する問いかけの本としても深く読めた。当人のストレス認知の違いによって右乳房癌と左乳房癌という現れる病状に左右差がでるというのは、いまだつかみ切れていない何かがあることを示唆している。がんが治るひった人に共通する3箇条も、心の関心や緊張と病気との関連を示唆する。非常に落ち着き冷静な語り口、医療と代替療法への距離感がうまく、信頼して読める1冊。