あらすじ
上司の身勝手な言動に嫌気がさした瀬沼は、会社を無断欠勤。爽香との打合せにも現れず、職を失ってしまう。リン・山崎が爽香をモデルに描いた裸婦像の公開、病に倒れた兄・充夫一家の生活費……。悩みが尽きない爽香は、瀬沼の女性問題にも係らざるをえなくなる。さらに、部下の久保坂あやめが会社で襲われ……。登場人物が読者とともに年齢を重ねる人気シリーズ!
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Posted by ブクログ
杉原爽香のために新品で購入しました。
旦那は元殺人犯なのに、若い女性に追いかけられている。
妻は、仕事のつきあいで裸婦のモデルになる。
兄夫婦をはじめ、登場人物はしっちゃかめっちゃか。
最初から読んでいても訳分かんない。
ひとえに爽香のやる気だけが支え。
オレンジ色のステッキは、大御所の画家の携帯品。
それなのに読みたくなるのは何故。
Posted by ブクログ
一気に読んでしまった。
爽香がモデルになった絵が出展せざるを得なくなって…が軸かな。
人間関係がちょっとごちゃごちゃしすぎている気もする。
前巻の引きの明男が刺されたことがもっと尾を引くかと思ったら、表面上はなにもなく、ちょっと肩透かし。奥でくすぶってはいたみたいだけど。
今回の引きも明男が災難。
爽香ともども、もうすこし楽にさせてあげれば?>赤川先生
Posted by ブクログ
バリで読んだ本。
毎年、秋に出版されて主人公も毎年年とっていくシリーズ
この本は、24年前の初刊から毎年欠かさず読み、一緒に年をとって生きた感じ。
結構思い入れのある本。
主人公は39才、結婚12年になった。
事件などストーリー展開は、相変わらず強引であるが、
それぞれの登場人物の成長が楽しみである。
年齢、結婚時期が近く、夫婦間の関係や家庭に対する捕らえ方、
仕事に対する考えな細かい描写に同感できた。
本の最後に次への布石が打ってあり、今後の展開が楽しみである。
Posted by ブクログ
年に1度のお楽しみというか、読書の秋といえば光文社文庫の爽香シリーズ♪
爽香が15歳の時に始まった物語もずいぶんと長い付き合いになり、爽香は39歳になりました。
相変わらず爽香の周りは事件が耐えませんし、しっかり巻き込まれます。
当初は若さでガンガン乗り切ってきた爽香も疲れが見えるお年頃。
私的には殺し屋の中川が気になるのですが今回もちらり顔を見せただけ?
毎回毎回大変な思いをしている爽香、そろそろのんびり幸せになってもらいたいという思いもありますがなかなかそうはいかないようです。
最後に爆弾を投下して続くって・・・明男の無事を祈って来年を待ちます。