【感想・ネタバレ】常識なき世界を生き延びるためにのレビュー

あらすじ

政治の「高市一強」で突き進む軍拡化、ますます強化される対米属国路線、骨抜きにされる憲法、忍び寄る戦争の足音……。知の巨人と闘う新聞記者が、政治・社会・メディアの末期的現状を徹底討論。この国に漂い続ける閉塞感を打開する一手はあるのか。この国の向かうべき道筋を考える。

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

最近の政治的なトピックからの内田樹氏の鋭い洞察をテンポ良く読む事ができました。

筆者が以前から語っている大事なポイントは、右か左かや正しいか間違いかなどと言う極端な考えに陥る事なく、どちらの意見も冷静に判断し、ちゃんと落とし所を見つけることが大事だと思っていたのですが、本書の巻末のまとめは、最終的な希望は世の中は積極的に変えようと戦っている人たちと言うふうに感じて少しがっかりしました。
別に戦うことだけが正しく、今のシステムをハックする事だけが間違いと言うわけではないはずなのですが…

私は今の社会からもしっかりと利益を得ながら、それでも未来に向けて変わる努力を続けられる、そんな中間層であり続けたいと思いますし、自身のキリスト教徒であると言うアイデンティティが、二項対立しがちな物事でも、想像力を失うことなくうまく個人の中で繋いでくれるものだと思っています。
筆者の武道とか私の信仰とか、利害関係や勝ち負けと言うこの世の価値観とは別のところに、常に置き石のような価値観があるのはありがたいなと思います。

0
2026年10月07日

「社会・政治」ランキング