あらすじ
もし今夜世界が終わるとしたら、その瞬間に隣にいてほしいのは誰? 世界滅亡の予言の日、羽野木沢梗は出張先を間違えたコールボーイ・イチゴのふりをして、想い人である会社の先輩・大宮崇央と身体を重ねた。この想いは報われなくても、思い出だけで十分、そう思っていたのに……。「――見ぃつけた。」……えっ、大宮に正体がバレた!? 一途な嘘が引き寄せたのは、世界を変えるとびっきりの恋か、それとも――?
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Posted by ブクログ
羽野木沢梗、あだ名ハネちゃんが2年想い続けた営業部の大宮とコールボーイと偽り出会うことから始まります。
ハネちゃんの嘘がぐるぐるして恋慣れない可愛いさ、大宮の懐深さと逃がさない貪欲感が良かったです。
優しく甘いお話でした。
最初はハネちゃんの好きが空回りするくらい大きく感じますが、そのうち大宮の好きが大きくなって、とにかくハネちゃんを甘やかす溺愛っぷりと、ちゃんとハネちゃんの男気を理解してる所が善きでした。
Posted by ブクログ
一度きりの思い出にするつもりでコールボーイのふりをして想い人と身体を重ねたことから始まる、嘘が引き寄せた恋の話。ハネちゃんのゲイ友の祐太が地味に好きだったので、もう少し絡んできてほしかった。しかし、できれば始まりの短編である『世界の終わりに星が降る』は本編の前に収録してほしかった…。
Posted by ブクログ
初読み作家さん。
攻め:大宮崇央
受け:羽野木沢梗
同じ会社のさわやかでかっこいい営業マンに一目ぼれして2年。彼が同性に失恋してゲイかもしれないと悩んでるところに出くわしコールボーイの真似をして関係を持った梗。向こうからは二度と会えないし一度きりと思っていたのに会社のパーティで見つかってしまい、、、。
受け子ちゃんの梗が天然さんで可愛い。
でも可愛いだけじゃなくて強い意志もある。
恋ってどういうものなのか、やっと分かった梗の感情がピュアで良かった。
エチシーンが結構長く濃厚な描写で読みごたえがあった。
めばるさんの挿絵も初めてだったかも?この文体の攻めのイメージはもっとしっかりした感じなんだけど、まあでもこういうものかな?