あらすじ
豊かな四季を持つ日本で、かつてわたしたちは時節ごとに旬や気候を取り入れた行事を楽しんできた。初詣の前にする「除夜詣」、煤払いの後で参加者の一番若い者を胴上げするしきたりなど、多くは忘れ去られてしまった行事を学びなおすことで、日々の暮らしがもっと生き生きと豊かなものになり、四季を身近に感じることができるようになるだろう。本書では元旦から大晦日まで、日本人の中に根付いて行事、しきたり、衣食住等を豊富なエピソードとともに紹介する。
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Posted by ブクログ
東京の下町の様子を話し言葉で語る。もう今では行われていない行事もたくさんあることだろう。だんだん風習が廃れていくのはさびしいな。このように文章に残しておくことだけでも大事だろう。
Posted by ブクログ
この手の本にありがちな、昔の良さを持ち上げて今の貧しさを叩くというような、不必要なまでの懐古主義を警戒しながらの読みはじめだった。
全編を通して筆者が幼少期から「粋」な江戸文化を楽しんだ様子が紹介されており、上記のようなことはさほど気にならずに読むことができた。
今から実践できるようなネタも豊富で、アイデア集として楽しめた。