【感想・ネタバレ】誰が首のレビュー

あらすじ

明智光秀、信長相手に“命懸けの隠し事”

秀吉の急伸に焦る織田家重臣・明智光秀。
明智家に帰参した年若い腹心・左馬助。
ある夜、光秀のもとに火急の報が届く。
信長の命令で六条河原に晒していた浅井・朝倉の首級が盗まれたという。

「……すげ替えましょう」

明智家の命運を懸けた隠し事が始まる。

デビュー作『白鷺立つ』が直木賞候補に!
歴史小説界に現れた驚異の新星が放つ、緊迫の戦国エンタメ。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

 六条河原に晒されていた浅井、朝倉の首が何者かによって盗まれてしまった。明智光秀はその報告に衝撃を受ける。もしも主君の信長がその事実を知れば、光秀自身は殺されはしないだろうが、競争相手として脅威になっている秀吉に遅れを取ってしまうことになる。それだけは耐えられない。そんな嫉妬心も相まって、信長にバレないように、光秀は首を別人のものとすり替えようと決める。
 ということで本書は去年の私のベスト1小説だった『白鷺立つ』を書かれた住田さんの第二作目となります。江戸時代を舞台にしていた前作から大きく時代はさかのぼり、舞台は戦国。信長、秀吉、光秀と歴史に詳しくないひとでも知っているスーパースターが中心の物語になっています。なので普段、歴史ものは苦手で読まない、というひとにも馴染みやすい物語になっているのではないかと思います。首をすり替えた一件は光秀にとって暗い影のように付きまとい、やがて意外な形で信長と光秀の関係を大きく変えることになります。最後に報いた一矢には、忘れがたい余韻が残ります。

0
2026年09月18日

「歴史・時代」ランキング