あらすじ
現在、生活保護受給者は全国平均で八〇人に一人。雇用、教育、年金制度など社会のさまざまな矛盾が貧困の連鎖を生み、厳しさを増す地方財政がその困難な生活に拍車をかける。しかし今、生活保護こそを貧困から抜け出すステップにしようとの動きが生まれている。自立プログラムの「先進地」釧路など数多くの例を引きながら、経済偏重に陥らない、本来の自立とは何かを問い、貧困をなくすために何が必要かを探る。
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Posted by ブクログ
タイトルこそ「ルポ生活保護」だが、内容は社会保障の歴史に始まり、母子家庭、ワーキングプア、子どもの貧困、就学援助、年金・医療・雇用・住宅問題まで、貧困にまつわる諸問題について触れられている。生活保護とは就労による経済的自立が最終目的と思われがちだが、本来の生活保護とは、就労を含め人間が地域で社会的な生活をおくるための自立支援を目的としていると本書では述べている。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
現在、生活保護受給者は全国平均で八〇人に一人。
雇用、教育、年金制度など社会のさまざまな矛盾が貧困の連鎖を生み、厳しさを増す地方財政がその困難な生活に拍車をかける。
しかし今、生活保護こそを貧困から抜け出すステップにしようとの動きが生まれている。
自立プログラムの「先進地」釧路など数多くの例を引きながら、経済偏重に陥らない、本来の自立とは何かを問い、貧困をなくすために何が必要かを探る。
[ 目次 ]
第1章 生活保護とは何か
第2章 母子家庭と貧困の連鎖
第3章 こぼれ落ちる人々
第4章 格差と貧困
第5章 負担ではなく投資
第6章 自立支援プログラム
第7章 どう改革するか
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