【感想・ネタバレ】物の怪のレビュー

あらすじ

鬼払いの秘祭を取材するため、植物写真家の猫田夏海は、生物の知識に精通した<観察者(ウォッチャー)>鳶山久志らとともに、瀬戸内に浮かぶ現代アートの島――悪餌(おえ)島を訪れた。その夜、ご神体として“鬼の腕”が収められた神社で、神事の準備をしていた女性が宝物の刀で惨殺される! 洞窟に潜む羅刹の正体を、生物探偵が解き明かす! 異才・鳥飼否宇の真骨頂!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ6作目。
「眼の池」「天の狗」「洞の鬼」3篇からなるホラーテイストの短編集。

“人間を水中に引きずり込む河童”
“空を飛び気まぐれに人を殺す天狗”
“異形の姿ゆえに恐れられ退治される鬼”
を題材にして、生物に関する知識を駆使しながら怪奇事件の謎を紐解いていく。

どの話も後味が悪く不気味な余韻を残して終わる。
何かに憑かれてしまった“人間”の、恐怖と悲哀を感じる作品。

0
2012年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

河童、天狗、鬼とモチーフが統一されていて面白かったけど、最後に読んだ「洞の鬼」のイヤーな読後感が…。やっぱり実は真犯人が・・・、っていう話は後味が少々悪いね。鳶さんのキャラは結構好き。猫田さんといい感じになることは…ないのだろうかね。

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2012年06月03日

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