【感想・ネタバレ】楽園ジューシーのレビュー

あらすじ

ザッくんは5カ国ミックスの大学1年生。中高時代「ザンパ」(残念なパーマ)と呼ばれ、残念なミックスだと自認している。居場所がない日々の中、親友のゴーさん、アマタツとの約束「いつか三人で沖縄へ行こう」が拠り所だ。ある日、沖縄の「ホテルジューシー」でバイトすることに。待ち受けるは美味しい沖縄料理に掴みどころのないオーナー代理、超個性的な宿泊客。ザッくんの新しい旅が始まる。解説・恒川光太郎

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり大好き坂木司!って言いたくなる1冊。
アンシリーズはもちろんだけど、次に好きなのがホテルジューシーなのでこの本もとても楽しめた。主人公が悩みに悩んで成長して卒業していく感じがいいんだよなぁ。
で、みんな沖縄に居ても孤独じゃないの、悩みが。
地元にも大切な友達とかがいて、沖縄にも大事な場所ができる感じがいいなぁって。
沖縄行きたくなるんだよなぁ、、、、

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ザッくんはまったく救われない。痛みの強い気づきがそこにあるだけ。単純な青春小説としてのカタルシスはない。ルーツミックスに悩むとしても、家族はサバサバとしてたらしいので、この鈍感でウジウジして他責感が強いのはいじめのせいだけとは言い難い。そして作者がわざわざ最後に突き放す。ある意味で、読者にはこの作者の突き放しがカタルシスかも。でもまだ若いのよ。がんばるしかないのよ。優しいヤツにはチャンスがあるよ。

恒川光太郎の解説があって、作者が「風の古道」が好きなことも知れてよかった。

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2025年07月10日

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