あらすじ
陸前の生家で北辰夢想流を学んだ周作は、幼時より剣術の稀有な才能をみせていた。文化六(1809)年、周作は千葉家の期待を一身に集め、16歳で松戸宿にある一刀流浅利又七郎の道場に入門。天性の剣筋と不眠不休の荒稽古で頭角をあらわす周作に、師の姪の綾が秘かに想いを寄せる。ほどなく相思の間柄になるが、剣術の奥義をきわめるためには、諸国の道場を巡り、死に物狂いで他流試合の数をこなさなくてはならない。悲愴な想いで周作は、綾のいる江戸を後にするが…。津本剣豪小説の代表作。
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Posted by ブクログ
千葉周作は 天性の勘のよさがあり、
柔軟だった。
間違いを指摘されれば すぐさま訂正する。
それにして、6尺もあった というから
背が高かったんですね。
相撲さんといわれるほどだった。
にもかかわらず 身体が柔らかく 器用だった。
とにかく、稽古が好きで
理詰めの剣に徹する。
負けたときのほうが 学ぶことが多いとおもっている。
池波正太郎の 時代物と 津本陽ではかなり違うね。
雰囲気が。
女の子との関係。
試合のときのシーンなど、どうも、津村陽のほうが
剣道用語を 使い過ぎかもしれない。
恵まれた環境を 拒絶して 剣を普及する道にいこうとする
千葉周作。
さて、下巻は どうなるのか。