【感想・ネタバレ】さかさま文学史 黒髪篇のレビュー

あらすじ

天才詩人中原中也と女優長谷川泰子のロマンスの実相、近代文豪島崎藤村と姪こま子の恋の後日譚、彫刻詩人高村光太郎と妻智恵子の愛情物語の虚構など。――文学史上に燦然と輝く文豪たちの波乱に満ちた一生を陰に陽に彩る女たち。彼らの創作の秘密をときあかす鍵としてさまざまな位置にあった女たちにスポットをあて、著者自らの文学的体験を織りまぜながら語る、ユニークな、女のためのもう一つの文学史。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

21年振りの再読です。
購入しようとしたら、絶版だったので古本で購入しました。

有名な文豪や画家の側で生きた女性に焦点を当てている印象です。

例えば高村光太郎の智恵子抄、常に詩の題材にされる智恵子の気持ちは考えた事がなかった。
なるほどなあ、別の角度から見たらそうだよなーとしみじみしました。

幼少時代の傷に苦しむ坂口安吾を愛した三千代さんの人柄に興味を持って、彼女が書いたクラクラ日記も購入しました。

一人当たりの文章が短いので読みやすいです。

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2014年11月24日

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