【感想・ネタバレ】カンタベリー物語のレビュー

チョーサー

僧侶、商人、舟乗り、医者、機織り女等、当時イギリスでのあらゆる職業、階級の人々が一団となってカンタベリーへ巡礼に出る。その途上、各人が物語を語るという構成をとる。14世紀のイギリスに於ける国民的叙事詩であり、チョーサーの最大傑作であるばかりでなく、イギリス文学史上は勿論、世界文学史上まれにみる傑作。

[ブクログ · ★★★★★]

６世紀も前の古典ですが、リラックスして楽しんで読めます。古典を初めて読むかたにもいいのではないでしょうか。これは全23篇から抜粋したもののようなので、いずれ完全版を読みたいと思います。

[じゃがいも · ★★★★☆]

日本語訳がいい

数百年も前のイングランドの古典。原文ではもちろん読めないので本の評価は日本語訳に負うところが大きい。
この時代の本は東西を問わず服装や持ち物のこまごまとした表現に文字を費やすなど、読んでいて興味を失いやすいが、この本の日本語訳は簡潔で読みやすい。
しかも、カンタベリー物語全章ではなく面白そうな章を記載しているので通読も比較的簡単。