あらすじ
仕事や人生には、常に「問題」が立ちはだかる。
面倒な上司(部下)との人間関係
圧倒的に不利な立場での交渉
なかなか成果が出ない努力……
どうしても動かせない「問題」を前にすると、 私たちはつい、あきらめてしまいそうになる。
しかし、“壁""が目の前に現れたとき、果敢に立ち向かい、
ときに強引に 、ときに驚くべき発想で乗り越えてきた人物がいる。
アップル社CEO・スティーブ・ジョブズ―。
揺るぎない決断力
聴衆を圧倒するプレゼン力
「NO」と言わせない交渉術
そして、相手の心をつかむ、口説き文句
壁の前に立ちすくむわたしたちに必要なのは、彼の「武器」だ。
45のテーマ設定で “ジョブズ思考""が理解できる1冊。
■目次
●1 仕事で「ひとつ上」を目指したい
・1 いいところまでいくのになぜか結果が出ない
・2 改善しているのにマンネリから抜け出せない
・3 単なる成長ではなく最速で成長したい
・4 自信アリの新製品だが市場調査は最悪の結果に
・5 その他大勢から脱するにはどこで差をつければいいか?
・6 何年も成果が出ていない。撤退か前進か?
・7 連日残業しているのに利益が上がらない
●2 「足りない」中で最高の仕事をしたい
・8 時間がない中で納期短縮を命じられた
・9 「あれもこれも」という発注に忠実に応じなければダメか?
・10 「少数精鋭」を言いわけに過重労働がまかり通る
・11 自分の案にほかのメンバー全員が反対。見切り発車したい
・12 コストをかけずに「妥協なき仕事」ができるか?
・13 予算がないうえに、権限者の頭が固く説得困難だ
●3 能力と性格の限界を超えるには?
・14 ジョブズのような「驚異のプレゼン」をしたい
・15 「拙速」とは違う本当の「速さ」を身につけたい
・16 不利な立場で有利に交渉を進めるには?
・17 ノーと言われると強く押せない性格を変えたい
・18 あと知恵ではない先見力をつけたい
・20 かつてのやる気が薄れ、今ひとつ気力が充実しない
●4 リーダーとしての強さを身につけたい
●5 不運・失敗をプラスの転機にするには?
●6 ライバルに圧倒的に勝つために
●7 人生を実りあるものにしたい
・45 人が去り人が変わる中で自分は「どこ」にとどまるか?
■著者 桑原晃弥
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
常に革新が求められるような仕事をする人には聖書になるかもしれない。一方、革新的なマインドが邪魔になるような仕事もあって、そういう仕事をしている人にとってジョブズの行き方は少々厄介なものかもしれない。
「ジョブズは成功したからいい。が、異端な人間が自分を正当化するための有害図書」と言われてしまえばぐうの音もでない。
これはまさに、異端者が自己を正当化する本であるのだ。
すごいリーダーというのは結局、もともと嫌なやつで、傲慢で、人を見下し、でも内側はすごく繊細、というまさに厄介者が、様々なアップダウンを経験することでようやく生まれるのだと思う。
自分の中の異端性に気づき、可能性を感じている。でも皆馬鹿すぎてお話にならない。
そんなちょっとアレな人には、勇気を与えてくれるのではないだろうか。
Posted by ブクログ
会社の業務や、上司部下の関係など様々な悩みに対して、ジョブズが体験したエピソードを交え、スティーブジョブズだったらどうするかをシュミレートした本。
「対機説法」型の本ですね。
私は、内容はとても素晴らしいと思いました。
しかし、ジョブズの本というより、著者の桑原先生の本だと考えるべきです。ジョブズの本を期待する方には適していないかもしれません。