【感想・ネタバレ】ふしぎな凶器博物館のレビュー

あらすじ

捜査一課の阿多は、途方に暮れていた。まさか中世の兵器、それも投石機で人が死ぬなんて。
凶器が、特殊すぎる。
捜査は行き詰まり、阿多は、上司から警察とも密接な関係にある博物館(EMWM)を紹介された。
所在地は京都・山科(やましな)。主に殺人事件で使用された凶器の中から、特に変わった物を収蔵しているという。
そして、館長は現場も見ず凶器と周辺情報から事件を解く、安楽椅子探偵だった。

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Posted by ブクログ

『なぜその凶器でなくてはならなかったのか』殺人事件に使われた風変わりな凶器を収集している『奇妙な凶器博物館』(EMWM)は警察の関連施設でもあり、警察関係者が事件の相談に訪れることも多い。相談料は無料だが、その代わり事件が解決した際には事件に使われた凶器を譲り渡すことになっている。謎を解く館長は言動も外見もどこか頼りない若者といった雰囲気で……。
 ということで本作は他ではあまり見られない凶器が何故使われたのかを軸にした連作ミステリになっています。いわゆる安楽椅子探偵と言われる作品です。事件の当事者ではない人間が事件の現場ではない場所で、事件に対してあれこれと議論する作品が昔から好きです。どこか楽しげなやり取りの中からユニークな発想が飛び出すシーンが馴染むからなのかもしれません。そして本作の登場人物同士のやり取りが魅力的で、エピソードが進むごとに登場人物の背景を知り、よりその魅力が強まっていくのも楽しかったです。ふしぎな凶器をめぐる意外な真相は……。個人的には第三話の「黒斧剣ヴェリギオス」が印象に残りました。

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2026年09月15日

Posted by ブクログ

面白かった!読後感がいい。さわやかな感じ。

第1話 投石器と目される器械の前で、刑事たち阿多と白崎は戸惑っていた。中世ヨーロッパの攻城戦で使用された投石器を使ってみようというイベントが開かれる予定だった。石鳴採石場という場所で、長男の陽平が殺された。父と長男次男三男は採石場に泊まったが、大きな音で目覚めたら長男がいなくて外で死んでいた。手がかりがなく凶器博物館を訪ねる。

第2話 女性の絞殺死体。29歳。父親の遺産を受け継いだ直後。大家さんが発見した。被害者は被害者のものではないブラジャーで首を絞められていて、下着が家の中には見当たらなかった。盗まれたのだろうか。

第3話 2ヶ月前に廃業した淡島金物店。裏口のドアの鍵が溶かされて、中から施錠されていて、警察が開けたところ中に遺体があった。おもちゃも散乱していた。ヒットしなかった特撮ヒーローの武器黒斧剣ヴェリギオスが凶器である。金物店の中には包丁がたくさん転がっている。なぜこれを凶器としたのか。

第4話 博物館にバイトに来ているカンナちゃんが、昔千手さんに謎解きしてもらった事件の話。

ついでに殺人者のシチューもゲット!

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2026年09月10日

Posted by ブクログ

登場人物がみな良かった。
ゆるふわ館長が実は手を抜いているだけでちゃんとした大人だったり、警察側の人たちも変に意地悪な人もいなくて(警察小説に一定数いる意地悪な人が苦手なもんで)、捜査に真面目で、安心して読めた。
変なのは凶器だけで。
殺人者のシチュー食べてみたいなぁ。多分厳密に箱の作り方を守っても、カレーもシチューも作成者の腕によると思ってる。

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2026年09月24日

Posted by ブクログ

なかなか良かった
ふしぎな凶器にフォーカスして、ロジックやってる様は良かった

3324冊
今年223冊目

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2026年09月05日

Posted by ブクログ

珍しい凶器を集めた「奇妙な凶器博物館」の館長の千手は見た目はチャラいけれど推理力はピカイチです。警察とも業務提携している施設ということで、事件に使われた珍しい凶器を事件後貰い受けるという条件で難事件を解決します。

潮谷さんって、毎回違ったミステリ作品を書かれるのが本当にすごい!今作は、投石器・ブラジャーなど…へんな凶器ばかりが登場します。わざわざその凶器を使う理由が推理のポイントなのですが、意外な理由すぎて全く予想できませんでした。

また、凶器博物館の隣に喫茶店が併設されていて、館長の千手は喫茶店の店長も兼任しています。その喫茶店で提供されているホワイトシチューがとても美味しいのだそう。メニュー名は「殺人者のホワイトシチュー」。とある大量殺人犯の夫婦が作ったホワイトシチューを再現したものです。この殺人犯の夫婦にまつわるクイズが博物館のホームページで出され、正解者にはこのホワイトシチューのレシピを教えて貰えるというのですが、これもまた意外な凶器にまつわる話でした。そんなに美味しいホワイトシチューのレシピ気になる!はたして、正解賞品のレシピ通りに作れば美味しいホワイトシチューが作れるのかというと…それは読んでのお楽しみなのですが、最後の1文には笑ってしまいました。

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2026年09月22日

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