【感想・ネタバレ】ホロコースト ナチスによるユダヤ人大量殺戮の全貌のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ホロコーストの全体像を描き出した一冊。
「いずれにせよ本書を通して、ホロコーストというユダヤ人大量殺戮について、狂気に満ちた独裁者ヒトラーがアウシュヴィッツで行うよう命令し、実行されたといった直線的なものでは決してないことを理解して欲しい」(あとがき、P267)

ドイツ国内、ヨーロッパにあった反ユダヤ主義の雰囲気。
ユダヤ人位相→隔離→殺害と進んでいった様子が明らかにされている。強制収容所、基幹と支所、労働収容所、そして絶滅収容所へ。
ゲットーにおける様相の違いなど。
また、ユダヤ人のみならず捕虜・障害者・政治犯など様々な人々が非人間的な扱いを受けた。
「ゲットー」(Ghetto)ユダヤ人強制居住区 約400箇所
起源は中世ヴェネツィア。隔離・移動制限はあるものの、安全だった。
ワルシャワ・ゲットー、ウーチ・ゲットーなど。
ハイム・ルムコフスキ(ウーチ・ゲットーのユダヤ人評議会議長)
対ソ戦での苦戦→東への移送は無理となった。
ゲットーも受け入れられない状況。
ヘウムノ絶滅収容所1491.12ガス殺の始まり
(独:クルムホーフ)
「ラインハルト作戦」「ヴァンゼー会議」
「強制収容所」は1933年ナチ党政権獲得後に作られた。

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2016年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
ヒトラー政権下、ナチ・ドイツによって組織的に行われたユダヤ人大量殺戮=ホロコースト。
「劣等民族」と規定されたユダヤ人は、第二次世界大戦中に六〇〇万人が虐殺される。
だが、ヒトラーもナチ党幹部も、当初から大量殺戮を考えていたわけではなかった。
本書は、ナチスのユダヤ人政策が、戦争の進展によって「追放」からアウシュヴィッツ絶滅収容所に代表される巨大な「殺人工場」に行き着く過程と、その惨劇の実態を描く。

[ 目次 ]
序章 反ユダヤ主義の背景―宗教から「人種」へ
第1章 ヒトラー政権と迫害の開始―「追放」の模索
第2章 ポーランド侵攻―追放から隔離へ
第3章 「ゲットー化」政策―集住・隔離の限界
第4章 ソ連侵攻と行動部隊―大量射殺
第5章 「最終解決」の帰結―絶滅収容所への道
第6章 絶滅収容所―ガスによる計画的大量殺戮
終章 ホロコーストと歴史学

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2011年03月30日

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