あらすじ
時速100キロ以上の速さで数百トンの列車を率いて走行し、時刻通りにホームの定位置にピタリと停める…。このような職人技をもつ運転士は、何を考え、どのように電車を運転しているのだろう。また、それを支える鉄道の仕組みとはどのようなものだろう。JRの運転士として特急電車から貨物列車まで運転した著者が、電車を動かす複雑精緻なシステムと運転士という仕事をわかりやすく紹介する。
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Posted by ブクログ
著者は国鉄やJRで長年にわたって運転士を勤めた経験を持つ。
鉄道の本と言えば、鉄道評論家や鉄道マニア、あるいは学者による著書が多いのが現状であるため、鉄道会社の社員、運転士としての経験が豊富な著者の視点は非常に良い意味で異彩を放っている印象。
巨大な金属の塊である鉄道車両を、運転士はどのように意識して、安全に運転しているのか?この点を切り口にして、鉄道の仕組みが解説されている。
特に写真を活用した山陽本線での運転の解説は分かりやすく、運転士の考え方を知る上で興味深い内容。
鉄道の運転技術、歴史、安全の仕組み、更には電気やモーターの解説など、その道のプロフェッショナルによる教養溢れる一冊。
運転士が考えている、仕事をする上での生の声を上手くまとめた本であるとも言えるのではないだろうか。
「マニアックすぎる」という点で評価が分かれる部分もありそうだが、個人的には非常に名著だと思う。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
時速100キロ以上の速さで数百トンの列車を率いて走行し、時刻通りにホームの定位置にピタリと停める…。
このような職人技をもつ運転士は、何を考え、どのように電車を運転しているのだろう。また、それを支える鉄道の仕組みとはどのようなものだろう。
JRの運転士として特急電車から貨物列車まで運転した著者が、電車を動かす複雑精緻なシステムと運転士という仕事をわかりやすく紹介する。
[ 目次 ]
第1章 鉄道の特徴
第2章 発射と加速
第3章 走る―駅から駅まで
第4章 止まる
第5章 線路と架線
第6章 安全のこと
第7章 より速く
第8章 運転士の思い
[ POP ]
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