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  • 電車の運転 運転士が語る鉄道のしくみ
    4.1
    1巻924円 (税込)
    時速100キロ以上の速さで数百トンの列車を率いて走行し、時刻通りにホームの定位置にピタリと停める…。このような職人技をもつ運転士は、何を考え、どのように電車を運転しているのだろう。また、それを支える鉄道の仕組みとはどのようなものだろう。JRの運転士として特急電車から貨物列車まで運転した著者が、電車を動かす複雑精緻なシステムと運転士という仕事をわかりやすく紹介する。

ユーザーレビュー

  • 電車の運転 運転士が語る鉄道のしくみ

    Posted by ブクログ

    著者の電車愛が伝わってくる文章であった。特に直流と交流のところの説明に、何としても一般の人に分かってもらいたいという思いを感じた。題名は「電車の運転」であるが、鉄道の知識一般が広く浅く得られる書物だと思います。子供の影響で手に取りましたが、「あれなあに?」と聞かれてもこの本を持っていれば答えられると思われますので、鉄道に興味を持ち始めた子を持つ親御さんにお勧めです。

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    2013年07月07日
  • 電車の運転 運転士が語る鉄道のしくみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者は国鉄やJRで長年にわたって運転士を勤めた経験を持つ。
    鉄道の本と言えば、鉄道評論家や鉄道マニア、あるいは学者による著書が多いのが現状であるため、鉄道会社の社員、運転士としての経験が豊富な著者の視点は非常に良い意味で異彩を放っている印象。

    巨大な金属の塊である鉄道車両を、運転士はどのように意識して、安全に運転しているのか?この点を切り口にして、鉄道の仕組みが解説されている。

    特に写真を活用した山陽本線での運転の解説は分かりやすく、運転士の考え方を知る上で興味深い内容。
    鉄道の運転技術、歴史、安全の仕組み、更には電気やモーターの解説など、その道のプロフェッショナルによる教養溢れる一

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    2013年01月08日
  • 電車の運転 運転士が語る鉄道のしくみ

    Posted by ブクログ

    電車の発車から停車まであれこれ制御されているシステムを理解するのに調度良い一冊。作者は国鉄時代から長いことJRを見てきた人なので、過去から現代への進化も感じられる。(まあ電車は一度仕様を決定すると変えにくいので、システムが進化しづらいということも感じたが・・・)

    動力装置やブレーキの機構について分かりやすく書かれているのも凄いが、一番面白いのは第6章の保安機器の部分。
    安全のために取り付けられた保安機器であっても、事故は根絶できなかった。それは、警報を受けた運転士が、ここで警報を受けるはずがない、誤作動だと判断したためだ。
    どこまで機械が進化しても、それを使う人が変わらなければ意味が無い。そ

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    2012年06月11日
  • 電車の運転 運転士が語る鉄道のしくみ

    Posted by ブクログ

    個人的にすごく面白かったです。業務の参考になる部分も多数、普段乗るときにも視点が変わって面白くなる。単なる解説でなく、運転士としての経験を持つ著者個人の思いも書かれていて、飽きずに読むことができます。写真で臨場感あふれる記述には、運転士はこう思っているのか…と唸らされます。一気に読んでも面白いけど、辞典のような感じで、読みたいときに読みたい部分を読むという読み方でもいいと思います。

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    2011年10月20日
  • 電車の運転 運転士が語る鉄道のしくみ

    Posted by ブクログ

     鉄道が好きな僕は思わずこの本を手に取った.
     鉄道好きならば一度は心に抱く夢,「電車の運転をしてみたい/観てみたい」という夢をこの本を観た時に思い出したのだ.

     しかし、僕らが抱く夢の裏側には大変な事情があるのを同時に思い知らされる.

     数分ごとに到着する山手線.数百トンもある巨大な鉄の塊を定刻通りに定位置に停車させることのできる運転士.この壮絶な技術やあっと驚くシステムについて,僕らの知的好奇心を刺激してやまない本であると思う.

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    2010年04月24日

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